商談後の雑談タイム、次につなげるチャンス!でも、何話す?
商談でクロージングを済ませたら、ささっと帰る支度に入っていませんか? 実はクロージング後の雑談は次のチャンスを呼び込む、大切な会話なのです。商談が終わったら即撤収の癖があるなら、ぜひこの機会に商談後の雑談を始めてみませんか?
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商談後の雑談は、顧客のハートをつかむ大切なチャンス
商談後の雑談が、なぜ次のチャンスを呼び込むのかというとそれは商談への満足感を「雑談」が高めてくれるから。例えば自分が何か買ったときのことを思い出してみてください。店員さんに購入した商品を渡されて、「ありがとうございました。
またのお越しをお待ちしています」で終わるのと、「いいお買いものされましたね」「その商品、実は私も前から狙っていたんです」等の雑談を交わしてから「ありがとうございました」で見送られるのとでは、どちらが「いい買い物をしたな」と思うでしょうか。
恐らくほとんどの方が後者のはずです。
たとえ小さな買い物でも、それを買った相手は必ず「これを買ってよかったのかな」とか「また無駄遣いしちゃったかも」等と不安に陥るもの。商談後の雑談は、こんな顧客の不安をやわらげ、プラス「買ってよかったな」という満足感を与えることができるのです。
そして顧客にこの満足を感じてもらえれば、自然と次のチャンスを顧客が運んできてくれるようになります。
商談後は、顧客とつながるチャンス?
また商談後の雑談が顧客の満足度をよびやすいのには、もうひとつ理由があります。それは「商談」という、顧客とひとつの経験を共有しているからです。
ひとつの経験を人と共有すると、それが互いの共通の話題となって、相手との間を取り持ってくれるようになります。そして同じ経験を共有した人とそれについて話し合うことで、自然と顧客との間に連帯感や信頼感が生まれるようになります。
この顧客との間に生まれる連帯感や信頼感が、商談を成立させた後の満足度をアップしてくれるのです。
見知らぬ相手と交わす契約よりも、連帯感や信頼感の持てる相手と交わした契約の方が誰しも安心できるし満足できるもの。ぜひ商談後の雑談を有効活用して、顧客との関係をよりよいものに変えてみましょう。
一見時間のムダのようにも見える「雑談」。しかし、こんな無駄なものこそが次のチャンスにつなげる大事なポイントだったりします。ぜひムダ話は苦手!と思い込みすぎず、気持ちよい取引をお互いにするために「必要な仕事」を割り切って、雑談力を磨いてみてくださいね。
※この記事は2015年01月02日に公開されたものです