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地味黒・近寄りがたいモード系にならない! スタイリストに聞く、今年流行大人のオールブラックコーデのポイント

安永ひとみ

さとうまほ/Pistachio

春夏と人気があったオールホワイトコーデ。今年の冬は、真逆のオールブラックコーデが流行しています。ガーリーになりがちなオールホワイトコーデよりも挑戦しやすく、アイテム次第でシャープにもフェミニンにも、自分次第でアレンジできるのが魅力のようです。ミランダ・カーを始めとする海外セレブのスナップがメディアに取り上げられたことで、街中で目にする機会も増えている様子。オールブラックコーデ着こなしのポイントを、スタイリストの安永ひとみさんに教えてもらいました。

■なぜ今オールブラックコーデが人気なの?

「NYを中心に広がった、“飾りたてないけれどオーラのある”という意味の『ノームコア(=究極の普通)』がトレンドとして広まり、シンプルなファッションで表現するかっこいい女性像が注目されるようになったことが人気の理由だと思われます。ブラックといえばクールでかっこいいイメージ。そんなアイテムを着こなすことが、かっこよさの象徴として注目されたのではないでしょうか。また、コレクションなどでもオールブラックコーデ発展型のブラック&ホワイトコーデが目につくなど、その注目度の高さがうかがえます。何より『もともと黒が好き!』という方がここぞとばかりにチャレンジしているのもブームの一因ですね」(安永さん)

クールでかっこいい印象のオールブラックコーデ

クールでかっこいい印象のオールブラックコーデ

■オールブラックコーディネート着こなしのポイント

安永さんいわく「大切なポイントは素材感や光沢感など質感のちがうアイテムを組み合わせる」こと。異なる質感をミックスすることで、気軽に“こなれ感”を演出できるのだとか。それでも印象が暗いような気がする……。そんなときはストールやマフラー、アクセサリーといった顔の近くで使うアイテムに、トレンドカラーのスモーキーパステルや白のような明るい色を持ってきましょう。差し色を一つ加えるだけでも、ぐんと顔映りがよくなります。トップスを今年流行の続く短め丈にすれば軽やかさも出せるので、手持ちのトップスをあわせてみましょう

■スタイリスト安永さんおすすめのオールブラックコーデ

黒でまとめたなかに白や白黒柄のアイテムを入れたモノトーンコーデなら、オールブラックコーデよりも気軽に挑戦しやすいのでは? 1種類の素材や色だけにこだわることなく、ブラックアイテムを基本として、差し色や小物で自分なりに着崩して楽しめるのもオールブラックコーデの魅力の一つ。柄物アイテムを使用したカジュアルコーデとは一味ちがう、クール&都会的な女性を演出しましょう。

(1)ブラック使用率が高めでも、顔周りに印象の異なるネイビーを持ってくることで、ぐっと柔らかな印象になります。細めシルエットでまとめればすっきりとした着こなしに。

質感のちがうアイテムの組み合わせで演出する“こなれ感”

質感のちがうアイテムの組み合わせで演出する“こなれ感”

(2)ボルドータイツとグレーニットがポイントの差し色コーデ。タイツやキャップなど小物で差し色をするだけでもワンランク上のオシャレが楽しめます! ベースの黒が合わせる色を選ばないので、手持ちのアイテムを気軽に取り入れられるのもうれしいですね。

グレーのキャップでカジュアルダウンすればゆったりとした休日コーデにも

グレーのキャップでカジュアルダウンすればゆったりとした休日コーデにも

(3)インナーの差し色と白地のプリントスカーフがアクセント。華やかなピンクと白で一気に明るい印象になります。ジャケットの襟口や袖口の黒、パンツの黒などブラックコーデのポイントは残しつつも、かわいらしい女性を演出。

顔周りの白が華やかな印象を与える女性らしいブラックコーデ

顔周りの白が華やかな印象を与える女性らしいブラックコーデ

(さとうまほ/Pistachio)

※この記事は2014年12月27日に公開されたものです

安永ひとみ

1981年生まれ。福岡県出身。一般社団法人日本パーソナルコーディネーター協会認定、パーソナルコーディネーター(R)・インストラクター。Parisで人気の定期購読媒体「My Little Box」のアンバサダー。元アパレルショップ販売員。販売員時代は、ミスからミセスまで幅広いブランドを経験。現在は、個人のお客様にパリジェンヌのようなシンプルなファッションをスタイリング提案中。パーソナルコーディネーターの育成にも尽力。大阪・福岡で事業展開。
http://ameblo.jp/eclairage-styliste/

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さとうまほ/Pistachio

クリエイティブユニット・Pistachioに所属。早稲田大学教育学部国語国文学科卒業後、一般企業に勤務。紆余曲折を経ながらも文筆業への夢を諦めきれずライター業に挑戦、今に至る。現在はファッション、フードなど女子にうれしい分野をメインに執筆。分野にこだわらないオールマイティーなライター目指して、趣味のお酒に溺れながら日々奮闘中。

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