日本初!「カラオケ本舗 まねきねこ」がイスラム教の戒律に沿った「ハラル」対応の四谷三丁目店を12月25日から開業
コシダカは、イスラム教の戒律に沿った「ハラル」に対応する料理と飲み物を提供する日本初のカラオケ店「カラオケ本舗 まねきねこ 四谷三丁目店」を12月25日に開業する。
ハラル(HALAL)とは、イスラムの教えで許された「健全な商品や活動」全般のこと。
同社の事前調査で、新店舗のある新宿・四谷三丁目界隈にはイスラム教徒(ムスリム)の滞在者が多いことが分かり、ハラル料理を提供する日本初のカラオケ店を企画した。断食明けのプランやムスリム学割などサービスを拡充する予定もある。
新店舗の開業にあたり、都内にあるハラル審査機関「マレーシアハラルコーポレーション」(以下、MHC)から、店内で提供する料理や飲み物に対して「ローカルハラル認証」を取得している。
同店舗内で提供する料理20種類はすべて、豚由来やアルコール由来の成分を使わないなどハラル認証を受けた食材や、MHCが成分検査をした調味料を使い、専用の厨房で調理してサーブする。メニュー表には各料理の成分一覧を記載。同一覧は店舗ウェブサイトでも公開する。
同メニューは、通常のカラオケ店で人気のラーメンやフライドポテト、焼きそば、から揚げ、枝豆などの定番料理を、日本の味付けで提供。世界共通の日本の「カラオケ」のスタイルそのままをムスリムの人にも提供する。飲み物も、ハラル対応の商品9種類を選定した。
ハラル食材は通常より高価だが、気軽にカラオケを楽しんでもらうために、料理は280円~、飲み物は350円一律(税別)で、同社の他店と同程度に価格の据え置きをしている。
同社では、一般のお客の利用も見込み、「ノンハラルメニュー」として、イスラム教が禁じるアルコールドリンクも店内で提供。「ノンハラルメニュー」は、厨房やグラス、持ち運ぶトレーを分けるなど徹底し、MHCの管理・指導の下、「ハラルメニュー」との接触を避ける。
同店の施設内には、礼拝スペースも設ける。スペースはメッカの方位を示し、礼拝マットを敷き、同時に4人の人が礼拝できる。
(エボル)
※この記事は2014年12月25日に公開されたものです