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分かりやすく説明しようとしたのに、逆効果になってしまった理由とは?「安直な比較は失敗のもと」

仕事のプレゼンでも、友人同士の雑談でも、何かを分かりやすく説明しようとするのに、なかなか上手くできなくて、聞いている人の顔に「?」マークが見えることってありませんか? 説明ベタさんに参考にして欲しい、説明が上手くなるコツをご紹介します。

【人には説明できないIT用語1位「Wi-Fi(ワイファイ)」】

私は分かりやすく説明したいのに!

自分では分かりやすく説明している気でいるのに、聞いている人は思ったような理解を示してくれない、もしくは、上手く説明しようと色々と話を展開するのに、話しているうちに自分まで内容が分からなくなってしまう。そんなことってありませんか?

上手く説明ができない人、というのは周りから話がまとめられない、能力が低い人、と思われがちです。そう思われないためには、本当に分かりやすい説明ができるようにならなければなりません。どんなポイントを押さえれば、上手い説明ができるのでしょうか?

とんちんかんなたとえ話をしていませんか?

難しい話をするときは、「たとえ話」を間に入れると理解が求めやすい、というのは広く知られている説明のテクニックだと思います。しかし、このたとえ話が明後日の方向に向いてしまうと、聞いている側は混乱してしまいます。

たとえ話を挿(はさ)むのであれば、思い付きで話すのではなく、ちゃんと話の着地点まで考えてから口に出しましょう。

データの出しどころは慎重に

たとえ話の次に、説明を分かりやすくするのが「データ」。ようするに「数字」です。「前回よりも今回の方が、この話を支持してくれる人が多かった」とアバウトにいうのではなく、「前回は60人の人が支持し、今回はそれよりも20人多い80人が支持した」と言った方が、具体的に想像ができるので、話が分かりやすくなります。

しかし、これも気をつけなくてはなりません。数字を出すと効果があるからといって、むやみにデータを出すと、伝えたいものとかみ合わないものも出てきてしまう危険性があります。データを引き合いに出すときは、自分の説明に有利なものきちんと選びましょう。

安直な比較は失敗のもと

また、安易に外国など、他の地域との違いを説明に盛り込むのはやめましょう。文化の違い、制度の違いなどに、深い造詣が無い場合、話が薄っぺらになってしまいます。また、聞き手の方が知識を持っている場合もあるので、不用意な比較はやめましょう。

比較対象を挙げる場合は、よく考えてから、口に出すのが大切です。

これらの点を押さえると、今よりも説明が相手に伝わりやすくなるかもしれません。何かを説明しなければならない場面になったら、まず、思い付きで口を開かずに、一度、頭の中で話す内容を組み立ててみましょう。

※この記事は2014年12月24日に公開されたものです

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