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男の恋愛観がわかる! 恋愛を学びたい人にオススメのドラマ『ミエリーノ柏木』

カップルこんにちは。テレビレビュアーの光里です。

恋愛系のドラマって見ていて楽しい半面、「でもそんな展開、現実にありえないよねー!」と思う作品もありませんか? でも、ふと目にした『ミエリーノ柏木』(2013年1月~3月放送)が、かなり痛いところをついていて、恋愛が苦手な人ほどぜひ参考にしてほしいドラマ!

●男性の恋愛観がわかるドラマ!?

主役はタイトルにもある通り、AKB48の柏木由紀ちゃん。……なんですが、アイドルがキャスティングされるとありがちな女性目線の少女マンガチックな展開(個人的にはこういう展開も大好物ですが……)はゼロです。
カフェを経営する佐野(佐野史郎)さんとそこで働く今野(キングオブコメディ・今野)さんと柏木(柏木由紀)は、裏稼業として「別れさせ屋」を運営。この依頼主の恋愛模様を目の当たりにしながら、柏木が恋愛を学んでいくというのがメインのストーリー。

依頼主の恋愛は、不倫、二股、束縛……などなど、面倒なものばかり! そんな恋をする人たちの心情を大人なコメントで教えてくれる佐野さんや、なんだかんだ核心をつくアドバイスをしてくれる今野さんのセリフは「なるほど! 男性ってそういうこと考えてるんだ!!」と男目線の恋愛観が学べる内容になっています。

●前半は基礎編、後半は実践編

またよく考えてみるとこのドラマ、前半は依頼主の問題を解決するうちに恋愛を学ぶ基礎編、後半は実際に柏木自身が恋愛していくという実践編の2つに分けられるかも。

基礎編は、「柏木は嫁さんタイプ」だの「マンションの下で買い物袋さげて『今から行っていい?』って電話する女は重い」だの恋愛初心者にとっては「なぜ?」と思うことがジワジワっとわかるように。後半は、前半を踏まえて柏木が“恋愛”を実践している姿を見ていると、「これが恋のはじまる瞬間か!」とわかってくる……気がします。気がね(苦笑)。

ちなみに、柏木には人に触れると相手の恋愛にまつわる近未来が見えてしまうという特殊能力があるのですが、「そのおかげで恋愛問題が解決!」というわけではなく、あくまでも恋愛を学ぶためのちょっとしたスパイスとして出てくるだけ。

だから「恋愛って結局、何が介入しようとひと筋縄でいかない。そのせいで辛いことも多いけど、おもしろいことも多い!」ということがわかるし、自分も柏木みたいに学んだことを踏まえて実践したくなってきます。……多分(笑)。

●現実の“柏木由紀”としてのドキュメンタリーシーンが出てくるのがおもしろい!

そういえば、このドラマってドラマなんだけど、若干ドキュメンタリーのような要素も入り混じっていて、トークゲストとして秋元康さんやリリー・フランキーさんが登場し、現実の柏木由紀ちゃんと恋愛対談している様子が流れたりします。

でも、これがまた参考になる! 「恋愛で勝てる人は、寿司桶に並んだお寿司から遠慮してカッパ巻きを取るのではなく、ウニとかいくらをかっさらっていくタイプ」とか、「内面を変えるのは大変だから、まず下着を変えてみるのがいい」とか……。

ほかにも、「ここは素で話してる!」と感じるアドリブシーンが多数登場したり、「柏木の携帯番号知ったら炎上するね」とか、ドラマの設定から脱して、現実に置かれた立場を言ってしまうセリフが出てくるところもおもしろいので、そんなシーンにも注目して見てみてください!

ちなみに、対談でリリーさんから「下着を変えてみるのがいい」とアドバイスされたときに、柏木由紀ちゃんが「親が買ってきたものを着けている」と言っていたのが印象的でした。な、なんかほっこりする(笑)。

<プロフィール>
光里(ひかり)/テレビレビュアー。といいつつ、ドラマ、バラエティ番組以外に映画もウォッチングし、新旧問わずおもしろい作品を探し続けているライター。幼稚園児ながら、『にこにこぷん』よりも『夕やけニャンニャン』のほうが好きだった過去を持つ、アラサー女子。

※この記事は2014年12月24日に公開されたものです

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