お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

サラダに入れたかまぼこが固くなる!のはどうしてなの?

野菜を先に食べましょうというダイエットが流行ったこともあり、サラダを食べる習慣をつけた人も多くなりました。手近にあるかまぼこをサラダに入れると、固くなってしまったことはありませんか?

【サッと使えて節約キレイ!意外と知られていない「練り物のキレイパワー」3つ】

サラダに入れたかまぼこが固くなる!

かまぼこのおいしさは、プリプリとした弾力によるところが大きいものです。なぜ、かまぼこをサラダに入れると弾力がなくなり、固くなってしまうのでしょうか。

それは、かまぼこが魚からできているためです。かまぼこの原料はスケトウダラをはじめとする白身魚です。しめ鯖に代表されるように、魚を酢で締めると、身が固くなってしまいます。魚には動物性タンパク質がたっぷり含まれており、酢と反応して身が締まるようになるのです。

サラダにかけるドレッシングやマヨネーズなどには、酢が含まれています。この酢によって、かまぼこのタンパク質が締められ、固くなってしまうのです。

かまぼこのおすすめの食べ方

サラダにかまぼこを入れるなら、食べる直前にドレッシングをかけるようにしましょう。固くなってしまう前に美味しく味わうことができます。

また、かまぼこのタンパク質の変性を防ぐために、でんぷんが入ったものもあります。かまぼこのタンパク質は、煮たり揚げたりといった熱によっても変性してしまいます。よく酢となじませたい場合や、熱を十分に加えて調理をしたい場合、でんぷんの含まれているかまぼこを選びましょう。

かまぼこ雑学

かまぼこは、かまぼこだけで味わう「板わさ」を楽しむ人もいます。その場合は、かまぼこ本来の弾力と味を楽しむため、12ミリ程度と厚めに切ると良いでしょう。

紅白のかまぼこは正月のおせちに入れる定番です。ちょっと華やかにしたい場合は、かまぼこの飾り切りにチャレンジしてみましょう。一手間でおつまみに最適になります。

かまぼこは、家でも作ることができます。魚の白身や白子をすりつぶし、塩を混ぜて弾力が出るまで練りあわせ、ゆでるだけです。塩分が多くなってしまうため、ゆでた後に長めに水にさらして塩抜きをしましょう。

いかがでしょうか。かまぼこは安くて美味しい、健康的な食材です。食感を大事にしつつ、日常の食卓にのぼらせてみても良いものです。

※この記事は2014年12月17日に公開されたものです

SHARE