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仕事がデキる人は必ずやっている!―相手の話を繰り返す3つの「バック・トラッキング」を使い分ける

自分より仕事がデキる人がいれば、ついうらやましくなってしまうもの。ぜひ考え方や振る舞い方で参考になる部分があれば、取り入れたいところですよね。そこで今回は、仕事がデキる人になるために欠かせない「バック・トラッキング」についてご紹介しましょう。

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「バック・トラッキング」とは?

心理学における「バック・トラッキング」とは、相手が言った言葉や表現をできるだけ使ってそのまま言い返すことをいいます。具体的には3つの方法があり、状況に応じて使い分けることでより高い効果が得られるのです。

これら言い返しは「話をしっかりと聞いている」という態度を相手に示しつつ、理解できていることを伝える意味があるため、コミュニケーション能力が問われる場では非常に重要。仕事だけならずプライベートでも活かせる機会は多いことでしょう。

1.相手の話した事実をそのまま返す

オウム返しするように相手の言葉をそのまま返す方法は、バック・トラッキングの基本ともいえます。特に変化を入れる必要もないため、初心者にも簡単に実践でき、かつ高い効果も得られます。

例)相手「今日、駅で○○さんに会ったよ」

あなた「へー、○○さんに会ったんだ」

2.相手の話した感情を返す

感情を返すことで共感を与え、コミュニケーションを円滑にします。言葉だけ返す場合よりも気持ちを理解しているという意味がより伝わりやすくなりますから、親近感が沸いてくるのです。あなたが「話しやすい人」「よき理解者」という印象をもたれやすくなることでしょう。

例)相手「前々から欲しかった○○が、今日やっと買えたんだよ!」

あなた「○○買えたんだ! それはよかったね!」

3.相手の話を要約して返す

要約するのは少々難しくなってしまいますが、相手の話が長くなったときなどは積極的に使っていくといいでしょう。あなたが話を整理してあげることで、相手も脱線しがちな話がまとまり、ダラダラと長くなってしまう会話を減らすことができます。

先の1と2とあわせて使えば、さらに相手からの信頼も深まることでしょう。

例)相手「先日から町内でゴミの出し方を守らない人がいて皆が困っているんです。最近引っ越してきた人が何人かいるので、その人たちの誰かじゃないかってウワサなんですけど、さすがに直接聞くわけにもいかなくて……」

あなた「なるほど、ゴミ出しルールのトラブルですか。それは困りましたね」

これらテクニックは誰でもすぐに試すことができます。ぜひあなたも会話に取り入れ、仕事のデキる人になってみてくださいね。

※この記事は2014年12月05日に公開されたものです

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