秋になってから倍売れている!?　不思議すぎる新感覚ドリンク「抹茶ビール」が人気

作成: 2014.11.29

オクトーバーフェストでビールに盛り上がったのはつい先日。今インターネット上で話題となっているのは「抹茶ビール」。先日ツイッターの注目ワードにも取り上げられ、不思議な見た目と味わいに興味を惹かれる人が続出している様子。とはいうものの、実際に飲んだことがある方はまだ少ないのでは？　ただ目新しいたけでなく健康にもいいこの抹茶ビール、この機会に味わってみてはいかがでしょうか。

■ブームはどこから始まった？

「雑誌類やグルメ本に出始めたのが人気の始まりです。中でもテレビ番組『ぶらり途中下車の旅』に出演したあたりから、認知度があがったのではないでしょうか。今では青森県や沖縄県など遠方からのお客さんをはじめ、他県からリピーターの方もいらっしゃいます」と、都内で抹茶ビールを提供している天正庵店主の榎本さんは教えてくれます。

また御茶ノ水の「GREEN TEA RESTAURANT 1899　OCHANOMIZU」ではtwitterやネットで取り上げられたのをきっかけに問い合わせがぐんと増え、HPのアクセス数はそれまでの10倍にもなったとのことです！　10月の売上は9月と比較すると約2倍増なのだとか。目新しさも相まって今や大人気の飲み物となっているようですね。

■抹茶ビールってなに？

抹茶ビールと聞くと、一見抹茶とビールが合わさり苦味が強くなるように感じますが、その苦味はほんのりとしたもので、とっても爽やかな味わいが特徴！　抹茶の香りがビールの独特な匂いを薄めてくれるので、ビールの苦手な方にも飲みやすくおすすめなドリンクとなっています。また自宅で作る際は、ぬるま湯でといた茶さじ約1杯（小さじ1/2程度）の抹茶にビールを注ぐだけ。抹茶の量を少なめにすれば、苦さが目立つこともありません。抹茶と合わさることで生まれるクリーミーな泡が、いつものビールを一味変わったものにしてくれます。

■御茶ノ水から巻き起こるお茶のルネッサンス「GREEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」

「お茶を淹れる・お茶を食す」をコンセプトにした創作和食店「GEEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU」。近年、健康志向の高まりから世界中で日本茶が愛飲されている一方、ペットボトルの普及などにより、若い世代を中心に急須離れがささやかれてもいます。そんな今こそ、より多くの方に日本茶の素晴らしさを広めようという思いから昨年オープン。急須でお茶を飲む風景を改めて見直そう、和食の可能性をさらに追及しようという思いのもと、お茶を使用した各種料理を提供しています。

GEEN TEA RESTAURANT 1899 OCHANOMIZU　外観

代表的な“一杯目のドリンク”であるビールに日本茶を取り入れれば、より多くの方に味わっていただけると考えたことが、抹茶ビールの提供の始まりなのだとか。宇治の抹茶を使った鮮やかな緑色のビールは、抹茶とビール、それぞれのさわやかな苦みが売り。飲んだ後、鼻にぬける抹茶の香りが評判です。

さわやかな苦みが後をひく「1899 抹茶ビール」

店舗情報
「GREEN TEA RESTAURANT 1899（いち・はち・きゅう・きゅう） OCHANOMIZU」
東京都千代田区神田駿河台3-4
03-3251-1150
営業時間 6：30～23：00

■点てたての抹茶が深い風味を感じさせる天正庵

ソムリエ、日本酒利き酒師、チーズコーディネーター、日本茶インストラクターとドリンク全般を統括した幅広い分野の知識を持った店主が、茶道の経験をいかした商品を提供してくれる天正庵。お酒もノンアルコールもどちらでも幅広く楽しめるような商品ラインアップがポイント。ゆったりとした空間で1～2名の少人数から楽しめます。

落ち着いた時間を提供してくれる天正庵

ビールの味わいの決め手である、青い香りとほろ苦さが特徴の「ホップ」。同じ特徴でさらにうまみのある「抹茶」合わせてみよう、というアイデアから生まれたのが天正庵の「茶の湯ビール　長次郎」です。通常のビールに比べて、上質の抹茶だけがもつ「旨味」と「深いコク」があり、時間をかけて飲んでも味わいに衰えがないのが最大の特徴。注文を受けてから抹茶を点てる天正庵の長次郎は、点てたての抹茶の香り立つ風味が持ち味だとか。