初対面で主導権を握れる「間の取り方」とは?「間を自分のテンポで取ること」
恋愛関係でも職場の上司と部下という関係でも、相手より上に立ちたい、主導権を握りたいと思う人は多いものです。でも、人に強く出るのが苦手で、いつも気付いたら相手に良いように使われてしまっている……。それを打開できる「間の取り方」があります。
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主導権を握るとは?
そもそも二人の関係において主導権を握るとはどういった状態のことでしょうか。まるで王様と使用人のように、命令ばかりする人と、それを強制的に聞くしかない人だとします。この関係は、使用人に精神的ストレスがたまり、いずれ破綻してしまいますよね。
そこで、健全な精神でいられる二人の間で主導権を握るには、相手にも何らかの対価がなくてはなりません。使用人の場合も、「いつもありがとう」とねぎらいの言葉や労務に見合った報酬があれば、関係は長続きするでしょう。
会話を優位に進めるテクニック1 間を自分のテンポで取ること
初対面の二人であれば、それまでの関係性がありません。交わされる会話によって、どちらが主導権を握るのかが自然に決定されます。相手が不快に思うことなく、こちらが優位に立って主導権を握る方法はあります。
それは、話すのを急に止めることです。
相手は急に訪れた沈黙が怖くなります。そこで何か話して満たしたい欲求が生まれるため、相手が「求める方」、こちらが「求められる方」になります。心理の相互作用によって、求める方が下だという意識が働きます。また相手はじらされるため、自分が「求める方」に立っていることを認識します。
会話を優位に進めるテクニック2 落ち着いて話すこと
早口で話したり身ぶり手ぶりが大き過ぎると、自信がなさそうに見えます。本当のところはどうであれ、相手から見て「頼りになる」と思われるように、ゆっくりと落ち着いて話すことが大切です。ゆっくり話されると、相手にも満足が生まれます。
こちらの話し方が場を支配することになり、好意的に受け取られる上、主導権が握れるのです。
主導権を握ろうとして、相手の上に立とう立とうと前へ出て行くと、相手は不快に感じてしまい、結果的に相手が優位に立ってしまいます。こちらが主導権を握っている状態が心地よいものであるように気をつかいながら、間の取り方で相手を「求める方」に置いてみましょう。
※この記事は2014年11月15日に公開されたものです