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使える!極端にハードルを下げてお願いすると……相手はそれ以上のものを返してくれる心理テク

恋愛や仕事や家庭において、人にお願い事をする場面はとても多いです。そこで相手にこちらの要求をのんでもらいやすくするテクニックがあります。「イーブン・ア・ペニー・テクニック」と呼ばれる心理学の効果で、誰もが簡単に使えて相手も悪い気がしないものです。

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極端にハードルを下げて相手にお願いすると受けてもらいやすい

「イーブン・ア・ペニー・テクニック」とは、直訳すると「ほんの1ペニーでいいので」になります。1ペニーとは1円程度のことで、例えば「1円だけ募金してください」と言われれば相手はそれ以上の額を募金してくれることです。

心理的に極端にハードルの低い事柄を提示することで、相手の行動を引き出しやすくします。そしてそれを取っかかりに、相手が「もっとしてあげても良い」と思ってくれるのです。

ついOKしてしまう心理とは

誰でも「1円募金してください」と頼まれれば、10円や100円は募金するのではないでしょうか。あまりにも低い条件であれば、要求をのんでもらいやすいのです。そしていったんOKした事であれば、「もうちょっとくらい良いかな」と思えるようになるのです。

最初から頼まれるとイヤな事柄でも、結果的にはしてあげている場合も生まれます。

日常における「イーブン・ア・ペニー・テクニック」

この交渉術を恋愛で使う場合、例えば「一回だけみんなで飲みに行かない?」と相手を誘うことができます。警戒心を持たれないお願いであったり、その程度であれば良いか、と思ってもらえることに使えます。

仕事上でも使えます。同僚に荷物運びを手伝ってもらいたい場合、「入り口のドアだけ開けてもらえない?」と頼めば、荷物運び自体も手伝ってもらえる可能性が高いです。営業職であれば様々な交渉の場面で使うことができるでしょう。

「イーブン・ア・ペニー・テクニック」は最初の突破口として非常に使いやすいテクニックです。相手の心理的負担が軽いため、不快に思われることなく善意を引き出すことができます。

※この記事は2014年11月09日に公開されたものです

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