人は2種類の人間に分かれる!ド・シャームの訓練法を使って、やる気をアップさせる方法
人は2種類の人間、チェスでいうところの「オリジン」と「ボーン」に分類できるという考え方があります。この考え方を提案したのが、心理学者のド・シャーム博士。このオリジン型になれば、やる気がアップするとか。その理由とオリジン型人間になるコツをご紹介します。
【やる気、急速チャージ!】
オリジン型・ボーン型って?
オリジン型の人間とはいわゆるチェスの指し手のこと。自発的な欲求によって動こうとするタイプです。一方でボーン型の人間とは、いわゆるチェスの駒のように、誰かに支配されているタイプの人のことです。一般的にオリジン型の人間ほどやる気が強く、ボーン型の人間ほど「やらされ感」が強いため、モチベーションが維持しにくいと言われています。
もし今何かやる気が持てないなら、それは「やらされ感」が強い、ボーン型の人間なのかもしれません。ぜひ「自分がやる」と決めて動くオリジン型の人間に自分を変えてみましょう。オリジン型人間に変わるための7つのポイントをご紹介します。
1.オリジン型になるには、自分がすべてを決めて動くこと
オリジン型になるには、全ての行動を「自分で決め」、「自分で動いている」ことを意識しなくてはなりません。他人からの頼まれ事でも、それを引き受けたのは自分。すべての物事はすべて自分の責任と意思のもとで行う、という意識をまずはもってみましょう。
2.他人の決めたゴールではなく、自分の決めたゴールを目指そう
自分の意志で動くと決めたら、自分のための「ゴール」を決めましょう。例えば会社から売り上げ達成を命令されるのと、自分で決めた売り上げ達成というゴールを目指すのでは、やる気が全く変わってきますよね。自分のために、自分で決めたゴールを目指しましょう。
3.ゴールを決めたら、計画を練ろう
ゴールを決めたら、後は努力するだけ。ただ「努力する」と決めただけでは三日坊主になってしまいかねません。具体的にどう動き、どう目標を達成するのか。しっかりと具体的な計画を練ってみましょう。
4.計画を作ったら、自分のタイプに合わせてリサイズしよう
計画を作ったら、自分の「できる範囲」に合わせて計画をリサイズしてみましょう。やる気が満ち満ちている最初の段階では、勢い込んで壮大な目標をたてがちだからです。自分の「できる範囲」に合わせて計画をリサイズしてみましょう。
5.いざ計画実行! 計画通りに自分が動けているか、しっかりチェック
計画をいざ実行する段階になったら、自分の決めた通りに自分が動けているか、随時チェックします。できていなかったらしっかり反省し、どう挽回すればいいか、どうすれば壁を乗り越えられるか等、自分の行動をしっかり振り返りながら、自分で自分をコントロールしていきます。
6.目標が達成できたら、自分にご褒美を
自分の立てた目標が達成できたときには、自分に自分でご褒美を与えます。オリジン型の人間は、行動を決めるのも自分、報酬を与えるのも自分です。この繰り返しを続けることで、自分主導で物事を進めていけるようになります。
7.孤独に陥ったときは、周囲の力も借りてみよう!
自分だけで全て決め、自分だけのために動いてばかりだと、なんとなく孤独感に陥りがちに。自分主導で動いているときこそ、それを見ていてくれる人間がほしくなるからです。「自分はこんなことを頑張っている」ということを積極的にアピールして、周囲の人に応援してもらいましょう。
自分主導で動くオリジン型の人間になれば、「やらされ感」がなくなるため、自然とモチベーションもアップします。ぜひ「自分で決めて、動く」癖づけを上記の方法で行ってみてくださいね。
※この記事は2014年10月31日に公開されたものです