子ども乗せ自転車利用の7割以上の主婦が“危険”を感じた経験あり!夕方が最も注意
自転車の安全利用促進委員会は、「主婦の子ども乗せ自転車利用に関する意識調査」を実施した。子どもを乗せられる電動アシスト自転車と子どもを乗せられる普通自転車(電動アシスト自転車以外の自転車)に子どもを乗せて週1回以上利用している20~40代の主婦を対象とし、1,236名の回答を集計した。
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購入基準は「価格」と「安全性」
自転車を購入した際の基準について聞くと、電動アシスト自転車、普通自転車ともに1位は「価格」、2位は「安全性」となった。以降は結果がわかれ、電動アシスト自転車の3位は「メーカー・ブランド」、4位「デザイン」となり、普通自転車の3位は「デザイン」、4位は「車体の重さ」となった。電動アシスト自転車利用主婦の方がメーカーやブランドの信頼性に重きを置いていることがわかった。
子どもを乗せている時の危険の経験は1人乗りの2倍以上
「自転車に子どもを乗せている時に、危険だと感じたことはありますか? 」という質問に対し、普通自転車利用主婦で79.4%、電動アシスト自転車利用主婦で74.3%があると回答。1人で乗っている時よりも、2倍以上の結果となった。具体的には「子どもが大きく動いた時」「子どもが、はしゃいで立とうとした時」「子どもが寝てしまった時」などが原因となっていることがわかった。
ヘルメット着用率は普通自転車利用主婦では半数以下
子どものシートベルトおよびヘルメットの着用について聞くと、シートベルトに関しては、“全く”または“ほとんど”着用させていない普通自転車利用主婦は29.5%、電動アシスト自転車利用主婦18.7%と3割未満だった。しかし、ヘルメットの着用については、普通自転車利用主婦52.3%、電動アシスト自転車利用主婦34.2%となり、普通自転車利用主婦での着用の低さが浮き彫りとなった。
最も注意する時間帯は夕方が1位
平成25年の警視庁調べによると、主婦が事故に遭った、あるいは遭いそうになった時間帯と、自転車事故が多い時間帯は8時~10時、16時~18時で、通学や通勤の時間帯と夕方に多いことがわかっている。今回の対象者に事故に遭った、遭いそうになった時間帯と特に注意する時間帯を聞くと、“夕方”が1位となった。※この記事は2014年10月26日に公開されたものです