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座布団にまつわる礼儀特集―座布団は勧められるまで座らず、下座で待つ

普段家で「座布団」をそれほど意識することはないと思いますが、他の人の家におよばれしたときは「座布団」をしっかり意識して行動しないと、「マナー違反」とみなされる可能性が。そこで座布団にまつわる礼儀をまとめてみました。

誰かの家におよばれしたときは、要チェックです。

【間違いやすいマナー「座布団に座ってあいさつしてもOK?」】

座布団は勧められるまで座らず、下座で待つ

家に招かれて部屋に通されても、すぐ座布団に座ってはいけません。座布団に座るのは、客を招いた人が「どうぞ」「お座りください」などと合図をかけてから。それまでは座布団の下座の位置に座って、待機するようにしましょう。

また来訪時のあいさつも座布団の上にあがる前に済ませます。

座布団に座るとき、降りるときは下座から

招いてくれた人が合図をかけてくれたら、下座の位置からにじり上がり座ります。座布団に両手の拳を置き、両手をつきながら膝を少しずつ前に滑らせて座布団の上に座ります。座布団から降りるときも同じように、下座へにじり降ります。

にじり降りるときに注意したいのは、座布団を踏まない位置までにじり下がること。

座布団はお客様をもてなすために、招いた人が敷くもの。それを踏んでしまうということは、相手のもてなしを踏みつけるという意味にもつながってしまいます。座布団から座り降りするときだけでなく、移動するときもうっかり座布団を踏んでしまわないよう気をつけましょう。

帰るときは座布団を降りてからあいさつ

座布団に座るときと同様、帰るときのあいさつも座布団を降りてから行います。訪問時は招いた人から引き止められることも多いものですが、座布団を降りればダラダラと続きやすい場に「おしまい」のケジメをつけやすくおいとましやすくなります。

マナーの意味でも、なるべく早めに場を切り上げるためにも、座布団を降りてからあいさつを行うのがお勧めです。

たかが座布団ではありますが、マナーに厳しい人がいる場合は細かくチェックされている場合も。外出先でいらない恥をかかないためにも、座布団マナーを覚えておくと安心です。また座布団の作法は一連の流れになっているため、覚えるのも簡単。

ちょっと敷居が高いお宅にお邪魔するときは、ぜひこれらの座布団マナーを実践してみてくださいね。

※この記事は2014年10月10日に公開されたものです

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