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地方と都市部の格差増大!日本の都道府県の人口減少割合トップ20!

島根県の人口が来年には70万人を切るという予測が出るなど、地方の人口減少が加速しています。反対に、東京都など大都市部の人口は増えているようで、ますます格差が広がる見込みです。では、こうした人口減少が特に顕著な都道府県はどこなのでしょうか? 今回は、人口減少率の大きな都道府県を調べてみました。

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東北地方は特に人口減少率が大きい!

2013年(平成25年)の総務省・人口推計によると、日本の総人口は平成25年10月1日時点で1億2,729万8,000人。総人口の数は年々減少しており、前年の2012年(平成24年)と比較すると21万7,000人、パーセンテージでは0.17%減少しています。2011年(平成23年)からだと76万人も減っています。

総人口のうち、0歳-14歳の年少人口は1,639万人。前年より15万7,000人減少となっています。年少人口は総人口の1割ほどしかいません。これは過去最低の数字です。反対に、高齢化が問題になっているように、65歳以上の人口は年々増加しており、現在は3,189万8,000人。こちらは前年比で110万5,000人も増加しています。

また、生産年齢といわれる15歳から64歳までの年齢の人口は7,901万人です。8,000万人を下回ったのは32年ぶりだそうです。

ちなみに、各都道府県の人口ですが、一番多いのが東京都で1,330万人。最も少ないのが鳥取県で57万8,000人です。東京都の杉並区の人口が約54万人ですので、鳥取県の総人口は東京都の一区と変わらないわけです。そう考えると、東京都は小さな面積に人が密集しているのだと思ってしまいますね。

さて、年々減少している日本の総人口ですが、都道府県別に見るとどうなっているのでしょうか?

同じく総務省の人口推計によると、2013年(平成25年)の人口減少率の高い都道府県の上位20県は以下のようになっています。

・第1位 秋田県……マイナス1.18%(約1万3,000人減少) ・第2位 青森県……マイナス1.04%(約1万5,000人減少) ・第3位 山形県……マイナス0.90%(約1万1,000人減少) ・第4位 高知県……マイナス0.89%(約7,000人減少) ・第5位 和歌山県……マイナス0.84%(約9,000人減少) ・第6位 福島県……マイナス0.79%(約1万6,000人減少) ・第7位 長崎県……マイナス0.78%(約1万1,000人減少) ・第8位 山口県……マイナス0.77%(約1万1,000人減少) ・第9位 徳島県……マイナス0.75%(約6,000人減少) ・第10位 鳥取県……マイナス0.71%(約4,000人減少) ・第11位 新潟県……マイナス0.70%(約1万7,000人減少) ・第12位 愛媛県……マイナス0.68%(約1万人減少) ・同12位 島根県……マイナス0.68%(約5,000人減少) ・第14位 岩手県……マイナス0.66%(約8,000人減少) ・第15位 山梨県……マイナス0.60%(約5,000人減少) ・同15位 富山県……マイナス0.60%(約6,000人減少) ・第17位 鹿児島県……マイナス0.59%(約1万人減少) ・第18位 大分県……マイナス0.59%(約7,000人減少) ・第19位 北海道……マイナス0.54%(約2万9,000人減少) ・第20位 福井県……マイナス0.53%(約4,000人減少)

人口減少率が一番高いのは秋田県。青森県と山形県がそれに続きます。東北地方は人口の減少が激しいようですね。また、単純な人口減少数では北海道が最も多く、前年比で約2万9,000人減。次に多いのが、新潟県の1万7,000人です。上のランキングに入っていない都道府県では、兵庫県は約1万3,000人、静岡県が約1万2,000人減少と、比較的減少数が大きいようです。

東京都、神奈川県、埼玉県など大都市部の人口は年々増加しています。しかし、それ以外の都道府県ではこのように人口が減少し、また高齢化も進んでいます。40年後には総人口が1億人を切るという予測も出るなど、人口減少は予想以上に深刻な問題です。今後、どのような対策がされるのか、注目したいところです。

出典:「人口推計」(総務省統計局) http://www.stat.go.jp/data/jinsui/2013np/#a05k25-b

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年09月22日に公開されたものです

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