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専門家 生活

【女の嘆き】表面的で虚しい人間関係にうんざり→「『いいね(承認)』を求めにいくのをやめてみる」

三吉野愛子

「あの子っていいなぁ! 私なんて……」「今、私ってどう見えてるんだろう」など、他人と比較して自己評価が下がったり、同性・異性の目に自分がどう映っているかを気にしすぎたりすること、ありますよね。心理コーディネーター・三吉野愛子が、そんな複雑な女ゴコロを解説し、嘆きの処方箋を出します。自分らしく輝いて生きるヒントをチェックして!

女子会やSNS、職場などでは、そこそこうまく人付き合いができていると思う。だけど、本当に困ったときに相談できる相手となると、そうそう思い浮かばない。社交辞令の浅い会話にうんざりしていても、心の中で思っていることを言ったら空気が凍りそうな予感がするから、今日も黙ってみんなと同じふりをする……。こんな虚しさを抱えている私は、どこかおかしいのでしょうか?

流行りのお店や食べ物の話題、天気やスポーツの話題など、当たり障りのないことならいくらでも話せる。だけど、ちょっと突っ込んだ会話は相手を選ぶ。これは個人の性格の問題だけでなく、社会的な風潮としてあるものです。「それって、どういう意味?」「私は、こう思うけど」「何か、おかしい気がする」など、思っていても口に出しにくい雰囲気の中では、本音を伏せて建前で生きることに慣れてしまいます。

そもそも人間関係の摩擦を減らすために、人間が編み出した「本音と建前」というコミュニケーション術なのですが、あまりに建前偏重になると弊害が出てくることも。建前社会では、表立った対立もない代わりに、人間関係や文化が成熟・発展していくこともありません。また、感情(本音)と態度(建前)にズレが生じ続けた結果として自分を見失い、ふとしたときに深い孤独や虚しさに襲われやすくなるのです。

もしそんな状況に陥ってしまった場合、自分らしさを取り戻すために、何から手をつければいいのでしょうか。そのための工夫を3つご紹介します。

<女の嘆きへの処方箋>
●その1 「変な人」だと思われる勇気を持つ
人間関係の虚しさから抜け出す特効薬は、「変な人、怖い人、勝手な人」だと思われる勇気を持つこと。リスクを怖れて自分の気持ちや意見を言わないでいると、せっかく同じ考えを持つ仲間がニアミスしても、響き合うことなくすれちがってしまいます。

予定調和の流れの中であなたが本音を言ったとき、まわりがドキッとするのは一瞬だけ。多少浮いてしまうことはあっても、実は内心同じように考えていたという人が多いことにも驚くはず。それに何より、本音を言った瞬間に心がスッキリ晴れやかになるのを感じるでしょう。ほんの少しの勇気で、人生はもっと充実します。

●その2 「いいね(承認)」を求めにいくのをやめる
さまざまなSNSでは、「いいね」やコメントを多くもらうことで、多くの人の支持を得られたような気持になり安心できるという傾向があるようです。これも一理あるのですが、「いいね」やコメントの数がそのまま人生の豊かさに比例するわけではないことは、多くの人が実感していること。

本当は、多くの人がそろって「いいね」と言えることは、誰の心にも刺さらないことなのかもしれません。逆に、人の心に深く響くものとの出会いは、ときとして自分への問いかけや痛みをともなうこともあります。簡単には同調しにくいけれど、心の中で静かに化学反応を続けるような出来事を、「いいね」のひと言で終わらせることは難しく、むしろそこから新たな対話と関係性が育まれていくはず。

人との深いつながりを切望していながら、とりあえずの承認を求めにいってしまう。ところが、本当の気持ちは置き去りのままだから虚しくなる。そんなサイクルを脱する秘訣は、たとえ「いいね」をもらえなくても、自分の感じ方を大事にすること。たとえば、みんなに人気がある流行のものよりも、自分が心から好きと思えるものを選んでSNSに載せてみるなど、簡単なことからはじめてみて。

●その3 相手を信頼する気持ちをはぐくむ
寂しさや虚しさが生まれてくる根っこには、「どうせ、言ってもわからないでしょ」「どうせ、否定するんでしょ」「どうせ、興味ないんでしょ」という相手への不信感が潜んでいることがあります。この不信感が邪魔をすると、相手や状況を実際以上に悪く見積もってしまうことがあります。

相手も人間だから完璧ではないため、本当にわかり合えるまでには時間がかかるもの。「どうせ……」とはじめから諦めて省いてしまうのではなく、まずはコミュニケーションしてみることが大事なのです。根気強く相手の話を聞き、自分の気持ちや意見を伝えるうちに、思ってもいなかった方向へ好転していくことはよくある話です。

自分を大事にし、迎合しすぎず、なおかつ相手を信頼する。シンプルだけど、勇気が必要な人間関係の極意。どんなときもこの通りである必要はありませんが、「何か苦しい」と思ったときに、その状況を脱するきっかけになれば幸いです。

※画像は本文と関係ありません

(心理コーディネーター 三吉野愛子)

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