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センスも着まわし術も不要! 凄腕ファッションプロデューサーが伝授する「見た目」を変えて人生を劇的に好転させる4ステップ

突然ですが、もしも明日、キャリアアップにつながる可能性の高い重大な仕事に携われることになったら、あなたはその現場に何を着ていきますか? 自宅のクローゼットを思い浮かべてみてください。「これ!」という一着、もしくは複数の候補がすぐに浮かびますか?

浮かばないどころか着ていく服がない! 今日のうちに買いに行かなきゃ! なんて人は今一度、自分が普段身につけているものの価値や、その服が周囲に与える印象について考え直したほうがいいでしょう。

なぜって、見た目がイケていないということは、仕事において納得いく成果を残せていない可能性が非常に高いから。

「そんなことわかっているけど、私にはファッションセンスがないから努力しても無駄!」と諦めている人に朗報。理想の自分になるためには、センスも着回し術も必要ないというのです。

その理由を教えてくれたのは、『その無難な服では稼げません! 朝5秒の鏡の魔法』(講談社刊)を上梓したばかりのファッションプロデューサー・しぎはらひろ子さん。

『その無難な服では稼げません! 朝5秒の鏡の魔法』(講談社刊)

『その無難な服では稼げません! 朝5秒の鏡の魔法』(講談社刊)

■見た目を変えると、必然的に恋愛も仕事も運気が上がる!

しぎはらさんによると、人は見た目を変えることで、「お金・チャンス・仕事・恋愛」のすべてがうまく回り始め、人生が好転するのだとか。そして、その実現のために必要なのは、「自分がいかに在りたいか」を明確にすることだけだと言い切ります。

「私は各所の講義で『服飾戦略』を教えているのですが、これは、『自分がどう在りたいかを明確にし、役柄にふさわしい効果的な装いを武器に、幸せな人生とお金を手にするための戦略』なんです。つまり、おしゃれにみせるためのコーディネート術やパーソナルカラーの法則とはまったく異なるもの」

そのスタイリング指導を受けた人は、100%、以前よりも洗練されて着る服に迷うことがなくなり、結果として収入がアップし、チャンスにも恵まれ、恋愛も成就させているのだとか。しかも、二度と昔の見た目に戻ることがないため、仕事も家庭もうまくいくのだそう。

では、何をポイントに洋服を選べばいいのでしょう? この問いに対してしぎはらさんは、「人生を変える洋服を探すためには4つのステップを踏むことが必要」といいます。

■今すぐ実践したい4ステップと「なりきり女優力」

・ステップ1 コンプレックスとさよならする
1つ目のステップは、コンプレックスとさよならすること。そのために、自分の性格や見た目に対して、好きなところと嫌いなところを書き出します。一旦書き出してしまったら、なんと嫌いなところはすべて忘れてOKなんだそう。

「自分の嫌なことはすべて忘れて、よいところだけを伸ばすようにしましょう。そうすることで、あなたの好みや得意なことがよりはっきりと見えはじめます」。

・ステップ2 「なりたい自分」の姿を細かくイメージする
そして2つ目は、「なりたい自分」の姿を細かくイメージすること。好きな女優やモデル、憧れの人を思い浮かべて、自分に取り入れたいことを書き出します。書き出す項目は、見た目だけでなく、所作、行動、性格に至るまでできるだけ具体的であるほうが望ましいそう。

これによって、どんなスタイルを目指すかの方向性がだいぶ見えてきますよね。

・ステップ3 ビジョンマップの作成
さて、3つ目はビジョンマップの作成です。「何年後までにどうなっていたいか」をイメージしたら、実際にそれがかなった時点の自分にキャッチコピーを付けましょう。

「たとえば、トリマーを目指しているなら、『2年後には、お客さまからの信頼の厚いペットサロンのオーナーになっている。リピーターも多数獲得できている』など、具体的な要素を書くことで、将来の理想の自分が見えてきます。着ている服や住んでいる部屋を思い描いたら、それに近い写真をファッション誌などから探してスクラップしましょう」

・ステップ4 ファッションタイプと適職イメージを知る
そして4つ目が、「なりたい私」に近づくためのファッションタイプと適職イメージを知ること。ファッションタイプは大きく分けて、コンサバティブ、エレガント、フェミニン、アクティブ、ベーシック、スタイリッシュの6つに分けることができ、それぞれのスタイルに似合う洋服の形や素材があります。

誠実な印象を与えるコンサバティブな服をまといたいのか、セクシーで上品な服でエレガントな女性を演出したいのか、ふんわりとしたラインのフェミニンな洋服を着たやさしい笑顔の似合う女性になりたいのか、知的な印象を与えるベーシックなファッションに身を包みたいのか……、一度真剣に考えてみると、新たな自分を発見できそうですね!

そして一番大切なことは「なりきり力」のスイッチを入れること。「こんな服を着るのは初めて」という人に対して、「女優になったつもりで着ればいいんです」としぎはらさんはアドバイスします。

確かに、服を衣装と考えて「女優としてイメージ通りの自分になりきる」と考えるとスムーズに変身できそうな気がするし、この方法で成功した人の実例もたくさんあるそうです。

■理想の自分に近づくためには、捨てる勇気も必要

また、理想の自分を発見した暁には、「なりたい自分」にとって不要な洋服をいさぎよく捨ててしまうことも有効。

「なにせ、『すべて現役の服が詰まったクローゼット』を現実のものとさせる第一歩は『捨てること』ですから。新しい洋服を買う前に、不要なものをすべて捨てることで、自分に必要のない服がどんな服かわかるんです。そして、実はこのことこそ、自分に似合う洋服を知るための一番の近道なんです」

しぎはらさんの推奨する4ステップを実践するだけでも、「なりたい自分」にぐっと近づけるのは確かなこと。そこからさらなる飛躍を望むなら、捨てる勇気を持って、女優力を味方に自分改革に挑むのがよさそうですね!

(観月陸)

※この記事は2014年09月17日に公開されたものです

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