ミルクで作ったジャム！　雪印メグミルクから新発売―脂肪分がなく、味は●●に似ている

雪印メグミルクは、2014年9月1日から『ミルクで作ったジャム』(135g)、『ミルクで作ったジャム メープル味』(135g)を全国で新発売する。

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同商品は、北海道のミルクを100%使って作った、ミルク風味・メープルミルク風味豊かな、脂肪分ゼロのジャム。パンだけでなく、アイスクリームやパンケーキ、ヨーグルトにも合わせて楽しめる。使いやすいチューブタイプを採用しており、手軽に濃厚なミルク風味を味わえる。

同商品の希望小売価格は220円(税別)。

ミルクでジャムとは??

ミルクでジャムというのは、具体的な味を想像しにくい。ジャムというとイチゴやブルーベリーなど果実が入ったもの連想するが、ミルクのジャムとはどんなものなのだろう?

同社に確認すると、次のような回答が来た。

・同商品はJAS規格上の「ジャム類」には該当しませんが、名称として「ジャム」という言葉を使うことに問題はございません。

・ジャムという言葉から想起する「パンに合う、パンに塗りやすい」という、「用途」と「物性」を示す表現として、「ジャム」という商品名を採用しました。

・同社の保有する「乳の加工技術」を生かし、ミルクのおいしさをお伝えする商品として開発しました。

ミルクで作った乳製品というと、バターやチーズを連想するが、それらとは違うのだろうか?

・同商品「ミルクで作ったジャム」は、同法令上の「乳等を主要原料とする食品」に該当します。

・生乳由来の原材料(加糖脱脂練乳)がメインですが、粘度調整のための増粘剤など、生乳由来ではない成分も配合されています。

との回答。さらに、他の商品との比較して、次のようにつけ加えてくれた。

・同商品の主原料である「加糖脱脂練乳」は、いわゆる「コンデンスミルク(練乳)」の脂肪を抜いたものが、相当します。したがって、食感等のイメージについては、ホイップクリームよりはこちらに近いかと思います。

実食レポート

定義はわかっても味はどうなのか、ますます知りたくなったので、同社の協力を得て発売前の商品を試した。

シフォンケーキに『ミルクで作ったジャム』をかけた。ふたを取ると、2mmほどのチューブの穴からどろっとした液体がとろとろと垂れてくる。追加で紹介してくれたように、いちばん印象が近いのは練乳。食べると甘さが口いっぱいに広がった。

同社によれば、「現在、市場でミルクジャムというと瓶入りのものが主流ですが、本商品はチューブ入りであり、それに適した粘度に調整されています。したがって、パンに塗る際に片手で扱え、利便性が高いという点もアピールポイントとなっております」とのこと。

続いて、同じくシフォンケーキに『ミルクで作ったジャム メープル味』をかけた。垂れてくる様子。非常にやわらかい。メープル味なので、メープルシロップをかけて食べるパンケーキのような印象になった。

トーストに『ミルクで作ったジャム』と『ミルクで作ったジャム メープル味』をかけて食べ較べてみた。

トーストに『ミルクで作ったジャム』をかけて食べた。ミルクの甘い味わい。

トーストに『ミルクで作ったジャム メープル味』をかけて食べた。メープル風味があり、メープルシロップをかけて食べるパンケーキにきわめて近い食感。香ばしい印象もある。

無糖のヨーグルトに『ミルクで作ったジャム』と『ミルクで作ったジャム メープル味』をかけて食べ較べてみた。

無糖のヨーグルトに『ミルクで作ったジャム』をかけて食べた。ミルクの甘い味わいが加わって自然な感じ。

無糖のヨーグルトに『ミルクで作ったジャム メープル味』をかけて食べた。メープル風味と香りが、ヨーグルトとはややアンマッチな印象。

実食したところ、『ミルクで作ったジャム』は練乳に、『ミルクで作ったジャム メープル味』はメープルシロップに近い印象をもった。どちらも脂肪分はゼロで、使いやすいチューブタイプ。手軽に濃厚なミルク風味を味わえることがわかった。

(エボル)

※この記事は2014年08月18日に公開されたものです