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ニュースでよく聞く「バール」ってどんなもの? 意外と知らない工具の名前

ニュースで「犯人はバールのようなもので……」と聞いたことはありませんか? バールというのは工具の一種なのですが、意外とバールがどんなものか知らない人もいるようです。バールのような、と言われてもそもそもバールが何か知らないと意味ないですよね(笑)。

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今回は、このバールをはじめ、意外とどんなものか知らない工具を紹介します。

名前を知らない工具、あなたの家にある?

●バール
まずは題目にもあります「バール」から。バールは先の部分が「Y字」になっている鉄の棒です。Yの部分で釘を抜いたり、平らになった先端を隙間に差し込んで「てこの原理」でこじ開けたりする工具です。扉や金庫がこじ開けられた事件は、バールでこじ開けたように思えるが違うかもしれないので「バールのようなもの」となります。

●モンキーレンチ
レンチはボルトなどをくるくる回して締め付けるために使う工具。スパナとも呼ばれますが、日本では先端が「コの字」になっているものをスパナ、「○字」になっているものをレンチと区別して呼んでいます。モンキーレンチはスパナの「コの字」部分の根元に調整用のギアがあるものです。

●やっとこ
釘や金属板、または熱したものをつかむための工具。形はペンチに似ています。決して「ひょっとこ」ではありません。

●ラジオペンチ
一般的なものと異なり、先端が「>」の形に細長く作られているペンチです。ラジオ全盛期によく使われていたペンチなので、「ラジオペンチ」と名付けられたそうです。

●プライヤ
ペンチに似た工具で、正式には「コンビネーションプライヤ」といいます。ペンチと同じように先端を開いて物をつかんだりしますが、ジョイント部分をスライドさせることができるのが特徴。これにより先端の開き具合を調節することが可能です。

この工具がプライヤという名前なのは、皆さん意外と知らないみたいです。

●はんだごて
鉛とスズの合金「はんだ」を溶かして接合するための工具。さすがに知らない人いない……と思いますが、筆者の知人は「はんだごて」のことを「はんだ」だと思っていたようで、もしかしたら意外と皆さん知らなかったりするのかも?

バールはどの家庭にでもあるものではないですが、それ以外は皆さんの家庭にある可能性が高いもの。実は名前も知らずに使っていたという人もいるのではないでしょうか? この機会にちゃんとした名前を覚えてあげてくださいね。

(中田ボンベ@dcp)

※この記事は2014年08月01日に公開されたものです

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