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【ズボラ女子の片づけ術】いつの間にか部屋がキレイに! 整理整頓には帰宅時の行動がカギ

古堅純子

家に帰ったらとりあえずテーブルに鍵を置き、イスの背に上着をかけ、着ていた服をベッドの上に脱ぎ捨てて着替え。気づいたら、もう散らかっている……。そんなズボラ女子でもできる、帰宅時の行動をちょっと変えるだけで不思議と片づくワザがあるんです。整理収納のプロ、幸せ住空間セラピストの古堅純子先生に聞いた片づけメソッドを紹介します!

■「チョイ置き」を防止してくれる魔法の箱

イスの背にかけた上着。テーブルの上に置いた郵便物。床に置いたバッグ。家を散らかしている最大の原因はずばり、あなたがその辺に置いてしまっているモノの「チョイ置き」です。そこで用意してほしいのは、インテリアになじむデザインの箱。それを、家の中で自分がよくチョイ置きしてしまう場所に設置。チョイ置きしそうになったらその箱に放り込んでください。古堅先生が「ざっくりBOX」と呼ぶこの箱を用意するだけで、散らかりを防ぐことができます!

ざっくりBOXは、モノをキッチリ分類して収納するのではなく、チョイ置きを防止することが目的。定位置に戻すのが面倒なモノや、そもそもしまう場所が決まっていないモノなど、なんでもざっくり入れてしまっていいんです。

このざっくりBOXをたとえば帰宅時の行動に合わせて3つ設置することで、無意識のうちに部屋を片づけることができます。

1.玄関

鍵やハンコ、ボールペンなど、玄関にいつもチョイ置きしてしまうモノが決まっているなら、その場所に小さなざっくりBOXを。ただし、入れるのは「玄関だけで処理が終わるモノ」だけにしてください。たとえばポストに入っていた郵便物は、玄関ではなく部屋の中で中身を確認しますよね。それを玄関用のざっくりBOXに入れていたら、いつまでたってもそのままになってしまいます!

2.ダイニング

ダイニングのどこかに荷物を置くざっくりBOXを設置し、帰ってきたときに真っ先にそこに向かうように自分を誘導しましょう。古堅先生の場合は、パソコンテーブルの下に置いた籐のカゴ。バッグごと放り込むので、幅40cm、奥行き30cm、高さ30cmくらいの大きめサイズです。帰宅したら、バッグやポストから抜いた郵便物などをとりあえずざっくりBOXへ。一つひとつ定位置へ戻していたら面倒ですし、疲れて帰ってくるとそんな余裕はないですよね。

 

3.クローゼット

クローゼットや押入れは、家の中での数少ない大きめのバックヤードです。この中にもざっくりBOXを置き、ストールやマフラー、手袋など、定位置が決まっていないファッション小物などを入れるとよいでしょう。ベッドの上に脱ぎ散らかしがちな部屋着を入れておくのもいいかもしれません。

ざっくりBOXを設置するだけで、努力することなく自然と行動が変わり、部屋の中がすっきり。ズボラ女子も、これなら続けられるはずです!

(平林理奈/Playce)

※この記事は2014年07月25日に公開されたものです

古堅純子

幸せ住空間セラピスト。整理収納アドバイザー1級取得。キレイ好きが高じて富裕層向けお掃除会社へ入社し、2000件以上のお宅に伺いサービスを重ね整理収納のメソッドと技術を習得する。個人宅での整理収納コンサルティング、収納サービスを提供する傍ら、大手住宅機器メーカー収納開発に協力。テレビ雑誌などの取材協力多数あり。幅広い世代に向けての講演依頼も後を絶たない。キッチリよりもざっくりの方が散らからない片づけ術をまとめた新刊『ざっくりBOX 最速スッキリ片づけ術』(SDP)が発売中。

●古堅純子公式ホームページ
http://www.furukatajunko.jp/

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