もうイヤだ! 職場で「めんどうな人」を思い通りに動かす5つのワザ
無理ばかり言ってくるクライアント。頭の固い上司。全然言うことを聞いてくれない後輩……働く女子にとって、うまくいかない人間関係は最大のストレス! もっと、自分の思い通りに動いてくれたらなあ、と思うことはありませんか? そこで今回は、「めんどうな人を動かす」5つのコミュニケーションのワザについて、『戦略的、めんどうな人の動かし方』の著者である五百田達成さんに聞いてみました。
1.しつこく頼み込む
得意先に何度も足を運ぶ。同僚に仕事を断られてもめげずに頼み込む。相手が動くまで「とにかく何度でもやる」ことは基本中の基本です! ただし、1回1回に感情を込めすぎると疲れてしまうもの。あいさつをするように淡々と、そしてニコニコしながら「あの件、急いでやってくださいね」とくり返し伝えましょう。
2.期限を決める
特に社内スタッフにメールで書類などを送る際は、期限を書かずただ「チェックしておいてください」と伝えることが多いのでは。2、3日で返事をくれるだろうなと思っていても、伝わっていなければ後回しにされてしまいます。友だちと「今度ごはんに行こうね」と言っていてもほとんど実現することがないように、期限を決めないと人は動かないのです!
3.タイミングを見極める
相手が動かないときは、もしかすると「タイミング」が悪かったのかもしれません。たとえば、朝に弱い担当者との打ち合わせを午前中に設定していたり、定時に帰りたい人を夕方につかまえたり。交渉がうまくいかないときは、ためしに相手と話す時間帯や日程を変えてみましょう。あっさりと話が動き出したら、もうけものです!
4.場所を変えてみる
いつも相手先の会議室で行っている定例ミーティングを自社の会議室でやるなど、場所を変えることで気分がリフレッシュされ、アイデアが生まれたりすることがあります。また、自社で行うことで優位に立てることも。トイレの場所を案内する、お茶を出す……細かいことで相手を心理的にリードできるのは、交渉ごとにおいて大きなアドバンテージになるのです。
5.シンプルに伝える
相手の気持ちを配慮するゆえに、オブラートに包んだ言い方になってしまうことはありませんか? 心づかいが評価されることもありますが、内容が複雑すぎると、相手に「結局、何をすればいいの?」と疑問を与えてしまい話が前に進みません。「AなのかBなのか」「つまり○○をお願いしたい」といった、シンプルな伝え方を心がけましょう。
いかがでしたか? 今回ご紹介した5つは仕事のコミュニケーションの基本ですが、きちんとやれている人は実は少ないのです。ふだんから意識して、相手を思い通りに動かしましょう!
(平林理奈/Playce)
※この記事は2014年07月23日に公開されたものです