いつもと違って、丁寧な言葉のメールが来た場合の心理を見抜く「自分の感情を隠そうとしている」
彼氏や友だちと大げんかしてからというもの、丁寧な言葉でしかメールを送ってくれなくなった……なんてことありませんか? 突然メールを丁寧な言葉に切り替えてくるとき、人はどんなことを思っているのでしょうか。丁寧な言葉でメールが送られてくる場合の3ケースについてご紹介します。
自分の感情を隠そうとしているケース
丁寧な言葉は自分の感情を隠したいときに、とても役立つ言葉です。丁寧な言葉は相手を立てて尊重する一方で、自分を下げ、自分の意志や感情を控えることができる言葉だからです。
感情的になっているときにいつも使っている日常的な言葉を使うと、文章の隙間から、ついとげとげしい気持ちがあらわれてしまうことがあります。いつもと違って丁寧な言葉のメールが届くときは、そんなとげとげしい気持ちを隠そうと、あえて「丁寧な言葉」を選んで使っているのかもしれません。
相手と少し距離を置こうとしているケース
また丁寧な言葉は、相手と少し距離を置きたいというときにも、役に立つ言葉。相手を上に置き、自分を下に下げて使う言葉は、「どちらが上で、どちらが下か」を客観的に意識する視点がなければ使えない言葉だからです。
敬語に他人行儀な印象があらわれることがあるのは、この「客観的な視点」が見え隠れするからではないでしょうか。
突然丁寧な言葉のメールが来たときは、相手が自分との距離を客観的に見直しているという、心のあらわれかもしれません。
人の目線が気になるところで、メールを送っているケース
例えば、私用メールが禁止されている職場からや、他人から手元がよく見える席(混雑している電車の座席等)からメールを送る場合、他人の目線を意識して、文章の作り方を少し丁寧に変えてしまうことがあります。またいつもとは違う端末を使ってメールを送るときも、いつも使っている予測変換機能が使えない……等の理由で、文章の作り方が変わってしまうことも。
普段の応対がいつも通りで、メールだけが変だという場合は、メールを送る環境がいつもとは違う状況にある可能性もあります。
いつもよりメールの中の言葉が丁寧で、もし不安になったり、気になったりするようなら、「メールがいつもと違うようだけど、どうしたの?」と素直に聞いてしまった方が、いつまでもクヨクヨと悩まずに済んでいいかもしれません。
まとめ
遠回しなメッセージは、受け取る側も真意を測りかねるもの。相手の気持ちを尊重しながら真意を探りつつ、いい関係を築いていきましょう。
※この記事は2014年07月10日に公開されたものです