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相手の出方を見て自分の出方を決める―「テット・フォー・タット作戦」で嫌いな人が気にならなくなる

嫌いな人のことなんて考えたくないのに、なぜかその人の一挙手一投足が気になってしまい、まるで好きな人を追いかけているような気持ちになることってありませんか? 嫌いな人を気にしないようにするには、こんな心理作戦がお勧めです。

【嫌いな人と付き合うことによって、仲間が増えるのは?「懐が広くなる」】

「嫌い」なのに、なぜか目が離せなくなる心理

嫌いな人なのに、なぜか嫌いな人の一挙手一投足に目がいってしまって、イライラを自分で募らせてしまうことはありませんか?

この心の反応は、人として当然のこと。自分の身に危険を及ぼす敵を見つけたら、誰だって全身が緊張し、嫌いな人の一挙手一投足に敏感に体が反応してしまいます。相手が危険なことをしてもすぐに動いて対処できるよう、体が臨戦態勢に入るからです。

だから嫌いな相手のことが気になって仕方なくなるのです。

嫌いな人を気にならないようにするには、脳内イメージを変えるしかない

ただし嫌いな人に対して四六時中臨戦態勢では、いつもそちらに気がとられてしまい、仕事で必要な集中力も失ってしまいます。環境を変えてもらえれば一番いいのですが、そう世の中甘くありません。だから、もし嫌いな人がすぐ近くにいるなら、なるべく自分の脳内イメージの「この人は危険」というレッテルを外すよう努力することをお勧めします。

ただし嫌いな人を「なんとも思わない」レベルにまで引き上げるのは、容易ではないもの。それをするには相手と本音をぶつけあったり、相手と仲良くなったりして、密なコミュニケーションをとることが必要になるからです。

もしそれが無理なら、嫌いな人と自然と距離が置ける、「テット・フォー・タット作戦」を試してみるといいかもしれません。

「テット・フォー・タット作戦」を使ってみる

「テット・フォー・タット作戦」は、相手の出方を見て自分の出方を決める作戦です。敵対関係にある人は、自分が協力態勢を見せると図に乗り支配下に置こうとしますし、逆に対立関係を見せると相手も反発し、溝がさらに深まりやすくなります。

しかし、相手の出方を見て、相手が協力態勢で来るなら「協力する」、相手が攻撃してくるなら「攻撃する」と、相手と同じ動きをするようにすれば、相手は自分の行動が相手の行動を引き出していると気づくため、自分の動きに慎重になってもらいやすくなります。

これを続けていれば、わざわざ自分が相手と距離を置かなくても、相手が自分に一歩距離を置いてくれるように。環境が変えられず、自分の脳内イメージも変えられないなら、「テット・フォー・タット作戦」で相手との距離感を変えてしまいましょう。

嫌いな人を見ないようにすると、ますます意識してしまい、なおさら気になってしまうことがあります。ぜひこれらの方法を使って、相手のイメージを「気にならないレベル」に落としてみましょう。これができれば、もしかしたら「嫌いな相手」が「気にならない相手」に変わっているかもしれません。

※この記事は2014年06月30日に公開されたものです

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