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週末に行きたいナ―中古車を購入する時チェックすべき3つのポイント「内装」「さび」「試乗」

自動車を購入する際には、「新車」「中古車」と二つの選択肢がありますね。日本人ほど新車にこだわる国民はいないそうですが、中古車にはお手頃価格で買えるという魅力がありますね。そこで、良い中古車を選ぶにはどうしたらいいのかについて、実際に中古車を販売している業者さんに聞きました。

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中古車を買う際に注意すべき点について、中古車販売を手掛ける『オレンジ長岡西店』の専務取締役 大島 健さんにお話を伺いました。

中古車購入の際のチェックポイント3つ!

――中古車を購入する際に、チェックすべき点を教えてください。

大島専務 中古車本体のチェックすべき点はたくさんありますが、以下のような点に注目してみるといいでしょう。

(1)内装をチェックしましょう!

内装の清掃整備は、外装をきれいにするよりお金も手間も掛かります。その後のメンテナンスを考えれば、なるべくきれいなものが良いでしょう。パッと見て分かるシートやハンドル以外の傷・汚れ・臭いもチェックしましょう。

具体例)
・車内の天井や脇をよく見ると、荷物をぶつけたりした傷やへこみがないですか。
・フロアマットの下などの、パッと見て分からないところに傷や汚れはないですか。
・タバコやペットの臭いを取るのは大変です。車内の臭いは本当に気になりませんか。

(2)さびの具合をチェックしましょう!

中古車ですので、少しぐらいのさびはしょうがないとしても、経年劣化以上のひどいさびは見逃すわけにはいきません。さびがひどければひどいほど劣化が進んでいる証拠。他にも見えない部分が劣化している可能性もありますよね。

具体例)
・ボンネットの中・車両の下回りなど、見えにくいところのさびはひどくないですか。
・海沿いや雪国で使われていた車は特にさびやすいですので、よくチェックしましょう。

(3)必ず試乗させてもらいましょう!

売り物だからと遠慮せずにドンドン試乗しましょう。音、臭い、運転しやすさ、感覚だけでもいいので、実際の車両の雰囲気を感じるようにしましょう。車検がない車両ならエンジンだけでもかけさせてもらいましょう。とにかく乗って見て触って実車確認です。

それを断るお店はまずありませんので、積極的に試乗しましょう。

具体例)
・ハンドル、ブレーキ、レバー類の使いやすさを確認しましょう。
・シートの座り心地、エンジン音の大きさ、車内の臭いを確認しましょう。
・CDを持っていってオーディオの状態を確認してみましょう。
・なんとなくの感覚でもいいので、自分に合うか合わないかを確認しましょう。この感覚は意外と大事です。

販売店は大丈夫!? そのチェックポイント2つ!

――他に気を付けることはありますか?

大島専務 中古車を購入する販売店のチェックも忘れてはいけません。以下のような点に注目してみるといいかもしれませんね。

(1)プライスボードの違いに要注意!

現在プライスボードの価格表示は大きく分けて2種類あります。

●車両本体価格表示……車両本体のみの価格です。車検整備費用も諸費用も手数料等も含まれていません。

●支払総額表示……車両を購入して乗るまでに必要な費用の総額です。車検整備費用も諸費用も手数料等も含みます。

最近の主流は、お客さまのことを考えて支払総額表示となっています。とても安いと思って契約したら、諸費用や車検費用は別で、結局高くなってしまったということがないように注意しましょう。

具体例)
価格を比べる際は、必ず「最終的な見積もり」で比べるようにしましょう。プライスボード・見積書で分からない単語や費用は必ず質問するようにしましょう。

(2)購入後のサービスに注意!

セールスマンだけで整備士が常駐していない販売店もあります。購入後の不具合にすぐ対応できる販売店かどうかは重要なポイントです。購入時だけでなくアフターサービスにも安心できるかをチェックしましょう。

具体例)
・保証付き車両かどうか確認しましょう。
・自社で整備工場を持っているか確認しましょう。

良い中古車を選ぶコツは!? そのチェックポイント2つ!

――良い中古車を選ぶコツはあるでしょうか。あるとしたらどのようなものですか。

大島専務 そうですね、「いろんな中古車を見ること」「口コミだけで判断しないこと」ではないでしょうか。

(1)いろんな中古車を見比べてみましょう!

中古車は新車と違い一期一会の出会いです。全く同じ中古車というものは存在しません。気に入ったものがあれば「即決!」したいところですが、グッと我慢して、それに縛られずに同じような中古車を見て比較しましょう。

そうすることによって冷静にその中古車の良い点悪い点を見られますし、もっと素敵な出会いがあるかもしれません。

(2)口コミ情報だけで判断しないようにしましょう!

ネットなどでの評判も大事ですが、全ての人が「イイね!」と言う販売店はないです。ラーメン屋さんと一緒で好みは人それぞれです。できるだけ自分の目で確かめるためにも販売店を訪問しましょう。なんとなくでもいいので自分に合うかどうか判断してみましょう。

メーター改ざんなどはない!?

――昔はメーターをごまかしたり、水没車を売ったりとか無茶な業者さんもいたと聞きますが、最近ではそのようなことはありませんか?

大島専務 現在、メーター改ざんの心配はほぼないです。一度オークション市場に出たものは徹底的に管理されて情報が残る仕組みになっています。水没車・事故車も同じように管理されていて修復歴ありと表示しなければなりません。

ただし、個人オークション・個人売買は市場を通さないのでその限りではないです。

そうは言っても、どこから販売店を選んでいいか分からないときは、日本中古自動車販売協会連合会の「JUショップ加盟店」、または大手有名販売店であり、販売のプロフェッショナルとして教育・認定を経た「中古自動車販売士」と自動車整備のプロである「自動車整備士」がいる販売店から探すと、まず安心といえるでしょう。

せっかくの新しい出会いのチャンスです。いろんな車両・いろんな販売店を自分の目と体と感覚で選んでください。

――ありがとうございました。

⇒『一般社団法人 日本中古自動車販売協会連合会』の公式サイト
http://www.jucda.or.jp/

⇒『オレンジ長岡西店』の公式サイト
https://www.facebook.com/oshimatekkoosimatekko

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2014年05月30日に公開されたものです

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