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事故で失った頭蓋骨を3Dプリンターで再現-英

32歳のリー・チャーリーさんは、タイを旅行中、落下事故により頭蓋骨の半分を摘出しました。ケンブリッジのアデンブルックス病院では、最新の医療技術を使い頭蓋骨を再生しました。現在、リーさんの頭には、チタニウム製の人工頭蓋骨が埋め込まれています。

【生まれる前に赤ちゃんを抱ける奇跡!3Dプリントのレプリカ】

リーさんは、回復のために何度も病院に通わなければならず、長く苦しい時間を過ごしてきました。頭を損傷した事によって、言葉や、失った能力を学び直さねばなりませんでした。今も人工頭蓋骨に慣れている途中です。
しかし、人工頭蓋骨を埋め込んだことによって、視覚や思考力、理解力が向上した気がすると、リーさんは『ITV News』の取材に答えています。

医師は、CTで頭蓋骨の欠損部分をスキャンし、3Dプリンターに出力しました。出力した型と摘出されたリーさんの頭蓋骨を組み合わせ、それを基に人工頭蓋骨が作られました。それは、リーさんの頭にぴったりと合いました。

「この方法によって、工程の速度が上がりました。全ての骨が揃っていない場合に、CTスキャンから3Dプリンターに出力すれば、どこが足りないか簡単に見ることが出来ます。もし、技術者に骨を渡してジグソーパズルのように組み合わせたとしたら、足りない骨を見逃してしまうかもしれません。CTスキャンをして、3D出力すれば、正確に欠損部分の形がわかります。」-クリスティーン・ハーキン 神経外傷 臨床専門看護婦

アデンブルックス病院は、今回リーさんの頭の3Dプリントアウトを外部から取り寄せましたが、病院にも3Dプリンターを設置し、もっと頻繁にこの技術を使えるよう望んでいます。

I couldn?t believe how good I actually felt?: Man amazed at miracle procedure after having his skull rebuilt
http://www.itv.com/news/anglia/2014-04-29/i-couldnt-believe-how-good-i-actually-felt-man-amazed-at-miracle-medical-procedure-after-having-his-skull-rebuilt/

※この記事は2014年05月10日に公開されたものです

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