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着物男子のススメ!何から始めればよいのか?いくらかかるのか?

着物女子が増えているそうです。また和服に興味のある女性がけっこういらっしゃることもマイナビの以前のアンケートで分かっています。では、男性の方はどうでしょうか? 着物女子の横に立つ彼氏が洋服だとちょっと寂しくないでしょうか。

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というわけで、『男のきものスクエア IORISQ(イオリスク)』代表の早坂伊織さんにお話を伺いました。

――男性向けの和服専門店などが少なくて、和装に興味のある男性にとっては苦労が多いと思うのですが。

早坂代表 そうですね。和服に興味のある男性が行けるお店も限られているというのが現状です。そういった方々のために私どもではお店を構えております(笑)。

――全くのゼロから和服をそろえたいという場合は、何を買えばいいのでしょうか。

早坂代表 上から下までそろえるとすると以下のようなものが必要です。

男性の和装に必要なもの

肌着 肌じゅばん、裾よけ、ふんどし(必須ではありませんが)など
下着 長じゅばん、半じゅばんなど
長着

羽織
足袋(たび)
履き物 草履、げた、雪駄など

――まったくゼロから上から下までひとそろい購入したら、いくらくらいかかるでしょうか。

早坂代表 ピンキリですが、正絹素材の場合は、着物、羽織、帯、じゅばん、小物などを合わせるとおそらく20-30万円くらいになると思います。

――反物から仕立ててその価格なのでしょうか。

早坂代表 はい。いわゆる「つるし」の製品ではなくて、採寸して、その人にピタリと合ったものを仕立てます。高価だと思われる人がいらっしゃるかもしれませんが、洋服でいえば「オーダーメイド」ですし、洋服と比べると使用する生地の面積が大きいものですから、どうしてもそういった価格になってしまいます。

――オーダーメイドなのはすごいですね。

早坂代表 着ていただいた方は、たいてい「洋服より楽」とおっしゃいます。和服は本当によくできた服なのです。

――最初はつるしの製品を購入するというのもよいですか?

早坂代表 サイズさえ合えばそれも一つの選択肢となります。当店でもウールの仕立上り着物が3.5万円からあります。

ただ、一般的には男性がフラッと趣味で立ち寄れる和服のお店というのは少ないです。「呉服屋さん」というのは、どうしても女性向けの品ぞろえになっていますし、また百貨店などの和服売り場でも、多くは女性向けです。

男性向けの商品があっても、少ないのが現状です。

――なるほど。

早坂代表 本当は生地などもいろいろなものがあります。木綿、麻、絹、ウールなど、安価なものから高価なものまであり、また柄もいろいろです。宣伝みたいで何ですが、ぜひ一度私どもに足を運んでいただいて、どんなものがあるかを見ていただきたいですね。

和服の魅力は本当に奥深いものなのです。冠婚葬祭などの際だけに着るのではなく、ぜひ普段着にしていただいて、着慣れてほしいです。

興味があればまず着てみよう!

――ゼロから和装を始めたい人に何かアドバイスをお願いいたします。

早坂代表 そうですね、とにかく興味があればまず体験してみてください。実際に着物を着てみるとその心地よさが分かっていただけると思います。

――ありがとうございました。

和装に興味のある男性は思い切って始めてみませんか。普段着に和服というのもオシャレではないでしょうか。浴衣の彼女と一緒に歩くのも粋ですよ!

⇒『男のきものスクエア IORISQ』
http://www.iorisq.com/

(高橋モータース@dcp)

※この記事は2014年05月07日に公開されたものです

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