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雑学 生活

飲酒禁止の海水浴場が誕生するって本当?「この夏から逗子海水浴場で厳しく規制」

この夏から、逗子海水浴場では条例が施行される。ビーチで定番の飲酒やラジカセの使用が厳しく規制されるのだ。

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関東では屈指のリゾート地に条例が生まれた背景には、苦情の増加と観光客の減少が存在する。マナーの悪さがルールを生み出し、堅苦しい海水浴場に変えてしまったのだ。

■海水浴にはルールが必要?

逗子にはヨットハーバーやリゾートマンションがあり、マリンレジャー色の濃い街で、四季を問わず毎年多くの観光客でにぎわう。その海水浴場に「安全」「快適」を目的とした、厳しい条例が施行されるのだ。

今までと、2014年のおもな変更点をあげると、

・飲酒 … どこでも可 / 砂浜では禁止(海の家のみで可)

・バーベキュー … 遊泳区域以外で可 / 砂浜では禁止(海の家のみで可)

・閉店時間 … 20:30 / 18:30

・音楽 … 規定なし / ラジカセなどは禁止、イヤホンは可

で、砂浜に寝そべりながらビールを飲むのも禁止だから、リゾート気分を味わうのも少々肩がこりそうだ。

ここまで厳しく規制する理由は、トラブルの増加に伴う観光客の減少だ。逗子市の資料によると、平成25年・夏の来場者数は42万人ほどで、前年よりも43%も減少している。同時に、市に寄せられた苦情は前年対比332%(!)の103件にものぼり、急激に悪化しているのだ。

苦情のうち40件は「治安の悪化」で、これは逗子市が目指すファミリービーチとは正反対のアブナい海水浴場になっていることを意味している。そこで逗子市は「極めて危機的な状況」と判断し、条例化にふみ切ったのだ。

案の段階で、市民から寄せられた意見の比率をみると、

・飲酒の制限 … (Yes)66.0% / (No)34.0%

・バーベキューの制限 … (Yes)67.3% / (No)32.7%

・閉店時間を早める … (Yes)46.2% / (No)53.8%

・音楽の規制 … (Yes)48.4% / (No)51.6%

と、賛否両論あるものの、飲酒/バーベキューに関してYesが多いのは、市民も市と同様に感じていたことを裏付けている。つまりは観光客のマナーの悪さが、結果的には厳しいルールを生み出してしまったのだ。

■条例だけど罰則はナシ?

海水浴場の利用方法まで条例化しないといけないのか? もし本当の意味でYesなら世も末だが、この条例には罰則規定はない。つまり利用者のモラルの上に成り立っているルールなのだ。

禁止事項や規定に違反した場合、「やめてください」的な指導や勧告はされるが、罰金や過料が科せられるようなことはないソフトな条例で、東京都条例と比較すると、

・路上喫煙 … 2万円以下の過料

・自転車の「ながら運転」 … 5万円以下の罰金

が科せられるのに対し、指導/勧告で済むのは観光地ならではの配慮といえるだろう。ちなみに「ながら運転」には携帯電話の通話や操作、傘を差しながらの運転も含まれるのでご注意を。

ただし、罰則がないとはいえども、指導/勧告に従わないときは「中止や必要な措置を命じる」と記されているので、目に余る違反者は退場させられる可能性もある。せっかくの休日が台なしにならないよう、節度を持って楽しみたいものだ。

■まとめ

・この夏から逗子海水浴場では、砂浜での飲酒やバーベキューが禁止される

・海の家の営業時間も18:30までと、きわめて健康的

・原因は、苦情件数の大幅アップと観光客の減少

学生時代は毎年のように遊びに行った場所だけに、少々さびしい気分になる。

楽しいはずの観光地に、これ以上規則が生まれないよう気をつけたい。

(関口 寿/ガリレオワークス)

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