「故郷」と呼べる場所がある、東京出身者は45.7％ ─ アットホーム調べ

不動産情報サービスのアットホーム株式会社は、東京都在住で子どもがいる30～60代の男女、東京出身者300名、地方(東京以外)出身者300名を対象に、「故郷」に対する意識調査を実施した。

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同調査によると、「故郷」と呼べる場所が「ある」と回答した人は全体で66.5％。地方出身者は87.3％と9割近くに達しているのに比べ、東京出身者は45.7％と過半数を割っており、40ポイント以上の差があった。

自分の子どもに、「故郷」と呼べる場所があった方が良いという人は全体で76.0％、東京出身者では69.7％、地方出身者では82.3％だった。東京出身者は、自分には「故郷」が「ない」と思っていても、子どもには「故郷」が「必要」だと考える人は多いようだ。

故郷にあると良いと思うものを聞いたところ、1位「豊かな自然」、2位「気の合う友達」、3位「美味しい郷土料理」の順となった。「豊かな自然」は51.5％と半数を超えており、“理想の故郷”の重要な要素といえる。2位の「気の合う友達」をはじめ、「優しい親」「気の良いご近所さん」「人情味あふれる商店街」など、「故郷」には良好な人間関係も求められていることがうかがえる結果となった。

次に、東京出身者に、東京に生まれて良かったと思うか聞いたところ、67.3％が「はい」と回答。地方出身者に、東京は好きかを聞いたところ、72.7％が「はい」と回答した。

また、東京出身者に、地方で田舎暮らしをしたいか聞いたところ、「はい」と回答したのは20.7％。地方出身者に、将来故郷に戻って生活したいかを聞いたところ、「はい」と回答したのは24.0％だった。

一方、良い仕事があれば地方で働きたいと思うかを聞いたところ、「はい」と回答した人は全体で41.3％、東京出身者では37.0％、地方出身者では45.7％となり、仕事次第では地方も良いと考える人が約4割を占めた。

最後に、東京は世界一の都市だと思うかを聞いたところ、「はい」と回答した人は全体で26.3％、東京出身者では25.7％、地方出身者では27.0％となり、4人に1人は東京を「世界一」の都市だと思っていることが分かった。

※この記事は2014年04月25日に公開されたものです