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“ティファニーのステンドグラス”なんていかが?ストーリーのある空間って素敵

マイナビウエディング編集長として数多くのホテル、レストラン、専門式場など結婚式場にお伺いする機会が多い身。有名な建築家の方が残した言葉に「神は細部に宿る」というものがありますが、ウエディングでも正にそう。上質なウエディングは、細部にまで上質が貫かれているものです。そんな細部のモノ・お料理・サービスに注目して、ご紹介する本コラム。今回は東京代官山のレストラン「メゾン ポール・ボキューズ」にある、アンティークのステンドグラスに宿る上質に迫ります。

ワンランク上の結婚式選びにプラスしたい「ストーリー」

結婚式場選びにはそれぞれ様々な基準があると思いますが、私は”その空間について語るべきストーリーのある”というのも、重要な式場選びの要素だと考えています。
例えば教科書に出てくるような歴史的場面に使われた会場、例えば海外の有名人などが愛したホテルなど。そんなストーリーを語ることができる空間は、参列者に「今日、呼ばれた結婚式の会場ってすごいのよ!」と人に話したくなる特別感を感じてもらえる上に、「あのふたり、なかなかやるな!」と教養の高さも評価してもらえるはずです。
今回ご紹介するのは、東京代官山に佇むフランス料理店「メゾン ポール・ボキューズ」。フランスで1965年以降、ずっとミシュランの三つ星をとり続けているレストランの日本店。ムッシュ ポール・ボキューズ氏はフランス料理界の神のような存在だと言います。それだけでも語るべきストーリーとしては十分ですが。ここの空間に何枚も飾られたステンドグラスがすごいんです。なんとティファニー社製のアンティーク!

ティファニー社がステンドグラスを制作していたこと、ご存知でした?
ティファニーと言えば、ウエディングにおいても婚約指輪や結婚指輪で一度は見に行くだけでも!と名前が上がるブランド。オードリー・ヘプバーンの映画タイトルにも使われる等、ロマンティックな宝飾ブランドとして世界中の女性の憧れの的です。そんなティファニー社がステンドグラスを制作していたこと自体、あまり知られていないかもしれません。
ティファニー創業者の息子にしてガラス工芸作家であり、アメリカにおけるアール・ヌーヴォーの第一人者として知られるルイス・カムフォート・ティファニー。今から約100年前、ティファニーのステンドグラスは彼の手により制作されていました。作品は当時アメリカで作られた教会の3分の一に収められ、人気を博したと言います。つまり誓いの場に多く用いられてきた由緒あるステンドグラスなのです。

映像のプロからも空間美にお墨付き!?ドラマロケにもよく使われる
そんな歴史あるアンティークなステンドグラスが惜しげもなく4枚も収められている「メゾン ポール・ボキューズ」。同レストランはドラマの撮影でもよく使われるそうですが、それは映像のプロから見ても空間美を認められているということ。訪れた人を、言わずもがなで上質な雰囲気に包みこむ。さらにストーリーを聞くことで納得感が生まれる。そして人に話したくなる。こんな結婚式なら、参列してみたくなりませんか。
細部に上質なストーリーが宿る場所「メゾン ポール・ボキューズ」。まずは一度、彼とデートがてら、訪れてはいかがでしょうか?

※この記事は2014年04月07日に公開されたものです

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