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どこかで聞いたことが……隠語が一般用語になった例「ガセネタ:人騒がせ」

フォーマルな場では用いられないものの、実は一般化している俗語や隠語は意外に多いものです。普段何気なく使っている言葉の由来を聞いて驚かされることもしばしばあります。そこで、今では一般化した各業界の隠語のいくつかを紹介しましょう。

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2つの隠語を組み合わせた「ガセネタ」

怪しい情報やでたらめなうわさ話のことを、マスコミなどでは「ガセネタ」といい、テレビの推理ドラマなどで、一般にもすっかりおなじみとなっています。この「ガセネタ」とは「人騒がせ」の「ガセ」と、材料を意味する「種」をさかさまにした「ネタ」という2つの単語を組み合わせてできた隠語といわれています。

露天商などの世界で使われていた隠語が、マスコミを通じて世間に広まった代表的な俗語です。

単語を省略した俗語

アウトローの世界を起源とし、今では一般人が普通に使っているものに「札」をさかさまにした「ダフ屋」や「縁起担ぎ」を略した「ゲン担ぎ」などがあります。各業界の俗語には、このように単語を省略した言葉が多く、「リストラクチャリング」が「リストラ」に、「ハイテクノロジー」が「ハイテク」に、「スマートフォン」が「スマホ」に変化した例など枚挙にいとまがありません。

このように、覚えやすく語呂のよい短縮形の俗語が一般化していくのも日本の現代的特徴といえるでしょう。

心が折れる

「気落ちする」「失望する」ことを「心が折れる」と表現するのも今では一般化してきています。もともと「折れる」とは「妥協する」という意味だったのが、「闘争心を失くす」という意味で主に格闘系のスポーツ選手が1990年年代頃から使っていたのが発端のようで、2000年代に入って急速に広まったようです。

「心が折れる」というと、いかにもハートが二つ折りになってしまったようなイメージがありますね。

※この記事は2014年02月22日に公開されたものです

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