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「シャンプーの香り」は女性を魅力的に見せる効果あり

平均的な顔

株式会社カネボウ化粧品香料研究室は、奈良教育大学の福井一教授と、香りと視覚の感覚間相互作用の観点から、特定の香りが女性の顔の視覚的印象に影響を与える効果について共同研究を行った。

【シャンプーを選ぶ基準ランキング2位「香り」】

研究の結果、香りの種類により、視覚が影響を受けていることがわかった。特に、香りの嗜好性や残り香などを考慮してつくられた「シャンプーの香り」や、一般的なシャンプーの香りに用いられる香り素材である「白バラ」「ホワイト・ムスク」の香りは、より女性の顔を魅力的に見せる効果があることがわかった。

被験者(健康で嗅覚が正常な男性32名、平均年齢22.7歳)は、あらかじめ香りを漂わせた部屋に入室し、一定時間(1分間)香りを嗅いだ後に、スクリーンに映し出された女性の顔写真を30秒間見て、その写真に対する魅力度を5段階で評価した。実験では、6種類の香りと、3種類の顔写真「美人顔(バランスの整った顔)」「平均的な顔」「それ以外の顔」の組み合わせ(18パターン)を、順序をランダマイズして提示した。

今回の実験で、平均的な顔の女性の画像に対し、香りの影響が端的に表れたのが、シャンプーの香りだった。被験者がシャンプーの香りを嗅ぎながら、女性の顔を見ると、無臭の時よりも、約10%その女性の顔が魅力的にうつるという結果になった。

今回の実験で使用したシャンプーの香りや、白バラの香り、ホワイト・ムスクの香りは、男性に対し、女性の顔を魅力的に見せる効果があり、タバコの香りについては、女性の顔の魅力を大きく下げるという結果になった。

また、美人顔(バランスの整った顔)の女性の画像では、 白バラとホワイト・ムスクの香りにおいて、特に、魅力度が増加することがわかった。

※出典:「カネボウ化粧品 SALA調べ」

美人顔(バランスの整った顔)

それ以外の顔

※この記事は2013年12月10日に公開されたものです

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