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「夫の悪口」=愛する息子への批判……義実家といい関係を築く5つのマナーとは?

結婚すれば「新たな家族」となる義実家は、家族とはいえども別居も多く、顔を合わせるのは年に数回。特に結婚当初は、「電話の頻度」「贈り物」など、付き合い方がいまいちわからないですよね。離れた義実家と良好な関係を築くためのマナーを、夫婦問題カウンセラーの高草木陽光さんに教えていただきました。

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放ったらかしはNG!

結婚当初は関係も浅く、嫁から連絡をとることさえ躊躇われるもの。しかし「義実家との関係が上手くいっていない人のほとんどは、義母や義父を『放ったらかし』状態にしています」と高草木さんは指摘します。

「『いつも気にかけていますよ』という気持ちを表し、伝えること。常に、気遣いの気持ちを忘れないことが、最も重要な『マナー』なのです。

親にとって、子どもはいくつになっても『子ども』です。自分たちのことを気にかけてくれればうれしいし、安心します。逆の場合、不安になり、やがて落胆し、寂しさから怒りにも似た気持ちへと変化する場合も」

わからないからと放ったらかしていては、関係も悪くなってしまうのですね。

気遣いを形にする方法5つ

普段離れていても気遣いを形にするためには、「相手が『嬉しい』『ありがたい』と感じるであろうことを予測してあげる」こと。具体的な例をうかがいました。

1.特別な用事がなかったとしても、電話をしてみる

「『お元気にしていますか?』『声が聞きたかったので電話してみました』と、電話をするだけでも『気持ち』はじゅうぶん伝わるでしょう」

最初はかけにくいかもしれませんが、旦那さんを通して電話に慣れていきましょう。

2.手紙を書く

「最近は、何でもメールで済ませてしまう時代です。こんなときだからこそ、丁寧に手紙を書くこと。それだけ『手間』をかけて、相手を思っているということが伝わるのではないでしょうか」

写真をプラスしたり、プレゼントに手紙を添えるのも心が伝わりますね。

3.記念日にプレゼントを贈る

「誕生日、父の日、母の日など、記念日に思わぬプレゼントが届くと、誰もがうれしい気持ちになります。高価な物を贈る必要はありません。『贈る』という気持ちが大切です」

プレゼントをすることによって、「離れていても覚えている」という気遣いも表れます。

4.義実家の古くからの「しきたり」や「ルール」を重んじる

「両親世代の人たちの中には、昔からの、『その家のルール』のようなものを大切に考えている人もいます。冠婚葬祭、季節の挨拶など、その家によってさまざま。結婚する前から、お互いの『家』のことを話しておくことは大切です」

両家の「これだけは守るべき」というルールをシェアしておくといいですね。

5.夫の悪口を言わない

「どんな親でも、自分の息子や娘の悪口を言われたら、良い気持ちはしません。小言や愚痴を言いたいときもあるかも知れませんが、言わないに越したことはありません」

ある程度親しくなると、つい言いたくなってしまいます。しかし、義父母にとっては「愛する息子」。くれぐれもご注意を。

「喜んでもらえること」を考えて

何をしたら良いのか迷うときも、「『どれが正しくて、どれが正しくないか』と考えるよりも、『どうすれば、義両親が喜んでくれるか?』と考えた方が、良好な関係を築きやすい」とのこと。夫に義父母の性格や好みを聞くなどして、喜んでもらえそうなことをしてみましょう。

一方で連絡がこちらの重荷になってしまっても、本来の気遣いとは違います。「義理の両親を大切に思い、『付かず離れず』の関係でいることが、自分の幸せにもつながると思うのです」と高草木さん。適度な距離関係を心がけることが円満の秘けつなのですね。

高草木陽光(たかくさぎ はるみ)
夫婦問題カウンセラー。これまで、6,000人以上の男女の悩み解決に向けたカウンセリングを行ってきた、男女問題のプロ。夫婦問題はもちろんのこと、結婚前の男女の悩み相談も受付中。
HaRuカウンセリングオフィスHP http://haru-counseling.com
ブログ「離婚問題・夫婦問題・男と女の本音を暴露」 http://taiyounochikara923.blog102.fc2.com/

(OFFICE-SANGA 宮野茉莉子)

※この記事は2013年11月29日に公開されたものです

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