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不動産を案内する際、ぶっちゃけ「面倒だなぁ」と思う客ってどんなの?―「風水を気にする人」「個人信用情報を偽る人」

物件案内する際、どんな人が「面倒くさい」「勘弁して」となるのでしょうか? 不動産業者に、物件案内で困るお客さんを聞いてみました。

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風水を気にされるとどうしようもない

――物件を案内する際、どんなお客さんが困るのでしょうか?

一番困るのは「風水」を気にするお客さんですね。こればっかりはどうにもなりません。

――風水ですか(笑)。トイレの位置が気に入らないとか言われるのですか?

そうです(笑)。バス・トイレの位置、窓の方向など、間取りや部屋の配置で文句を言われても何ともなりませんからね。面倒と言いますか、アウトです。

――風水を気にする方って多いんですか?

意外に多いのです。

――そんな人は、「内覧する前に間取り図を見ろ!」と思ってしまいますね(笑)。

ひどいのだと、「今月は風水的に時期が悪いので契約できない」なんてことを言い出す人もいました。

――じゃあなんで内覧してるんだって話ですよね。

自分の素性を偽る人も厳しい……

――他にはどんなお客さんがアウトですか?

アウトと言いますか、こちらががっかりしてしまうお客さんはいますね。物件の売買での話になりますが、個人信用情報機関に事故情報が残っているとちょっとつらいですね。

――個人信用情報ですか。

例えば、過去に破産した経験があったり、家賃を滞納していた経験があるのに、それを事前に告知していただけないケースだと厳しいです。何軒も案内して購入することになり、住宅ローンを組む段階で買えないことが分かると……これが一番悲しいです。

――実は借金があるのにそれを黙っていたり……などもありますか?

そうですね。そういうケースもあります。ローンを組む段階になって「実は……」ということもあります。信用情報で嘘をつかれると、ちょっとどうにもならないですね。

――それは致命的ですね……。例えば、物件のことについて、事細かくしつこく聞いてくる人はどうですか?

分からないことを納得するまで聞かれるのは全然構いません。大きな買い物なので、それは気にならないですね。ただ、やはり限度はありますが(笑)。

――粗探ししてくる人はどうでしょうか?

これもひどくなければ大丈夫です。ただ、許容範囲だったり、法的に問題ない部分を、ありとあらゆる手を使って指摘して改修させようとする人は厳しいです。

――一種のクレーマーのようなものですね。

もちろん、明確な問題のある箇所ですと、修正をしなければいけませんけどね。ただ、やはり住宅の購入は大きなことなので、何も聞かないよりかは、しっかり納得するまで質問された方が、売る側としてもいいと思っています。

困らせたらどうしようとか考えずに、どんどん質問や疑問をぶつけるといいですね。

不動産業者にとっては、「風水を気にする人」「個人信用情報を偽る人」、この二つが特に困るお客さんとのことでした。風水はともかく、嘘をつくのはアウトですよね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年11月15日に公開されたものです

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