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「そのうち一杯」と言われた時に断りたい!どうすればよいか?「Iメッセージで断る」

会議後や打ち合わせ後に、「どう?そのうち一杯」なんて言われて、困ったことはありませんか?明らかに社交辞令なので「イヤです」とは言えないし、かといって安易に「ぜひご一緒させてください」なんて言いたくないし…。

【社交辞令とは思えない!褒め言葉】

こんな時は、どう対応するのが一番なのでしょうか?社交辞令の対処方法をまとめてみました。

真面目で誠実な人ほど、社交辞令に困りやすい理由

「建前だけの話なんだから、社交辞令なんて、受け流しておけばいいんだよ」なんていう、大人な人もいますが、中には「社交辞令を言われると、どう返したらいいのかわからない」、「思ってもないことは言いたくない」と、社交辞令に苦手意識を持っている人もいます。

社交辞令が苦手な人の多くは、自分の言動に責任感を持つ、真面目で誠実な人が多いようです。「自分が発した言葉」には「責任がある」と考えているからです。だから「建前だけの約束」や「思ってもいない社交辞令」が言えません。逆に、誰かに社交辞令を言われると「いい加減なことを言うな」とカチンときやすくなってしまうのです。

本音と建前、社交辞令は必要?不必要?

結論から言えば、社交辞令は必要です。特に仕事上では、本音だけだと話がまとまらず、折り合いもつけづらくなります。また仕事以外でも人間関係を潤滑にするためには、ある程度は社交辞令でおおって、本音を明らかにせず、うやむやにしておいたほうがいいこともたくさんあります。

社交辞令が苦手な人は、社交辞令を「ひとつのステップ」ととらえてみよう

人間関係には、ちょっとずつ知り合い、仲良くなっていくというステップがあります。「社交辞令」が苦手だという人は、この「社交辞令」を相手と近づくためのステップだと考えてみてはいかがでしょうか。

例えば「そのうち一杯」と言われたら、「いいですね、ぜひ行きましょう」と社交辞令で返すのです。

そのやりとりを続けていく内に、「そのうち、そのうちって、○○さん、そればっかりじゃないですか」なんて冗談のひとつも言えるようになってきます。冗談が言い合えるほど仲良くなれば、「そのうち」が「来週」など、具体的になってくることもあるのです。

どうしても社交辞令が言えないなら、本音の「Iメッセージ」を

「Iメッセージ」というのは、「私」が主語になるメッセージのことです。逆に「あなた」が主語になるメッセージを「YOUメッセージ」と言います。

どうしても社交辞令が言えず、本音でしかものを話せないという人は、「I(私)」が主語の「Iメッセージ」で語ることを心がけてみてください。例えば「そのうち一杯」を断るなら、「私はお酒が苦手でして」とか「私は人づきあいが苦手で」など、「私」を主語にして本音を話すのです。

「私」が主語の本音であれば、相手は「心を開いてくれている」と感じるため、心証が悪くなりにくいからです。

逆に「あなた」が主語のYOUメッセージは、かなり角が立つためNGです。例えば「そのうち一杯」を断る時に、「あなたと飲むのは苦手です」とか、「あなたとはつきあいたくない」なんて言ったら、相手がどういう気持ちになるかは明白。YOUメッセージは厳禁です。

社交辞令は使い方次第で、人と仲良くなるための潤滑油にすることもできます。ぜひ毛嫌いせずに、まずは軽い気持ちで誰かに使ってみてはいかがでしょうか?

※この記事は2013年10月15日に公開されたものです

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