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嫌いな人と付き合うことによって、仲間が増えるのは?「懐が広くなる」

職場での人間関係は、できれば好きな人とだけつきあい、嫌いな人とはなるべく距離を置きたいという人が大半ではないでしょうか。しかし、実は嫌いな人とつきあいを増やしたほうが、仲間が増えるという不思議なこともあるのです。

【嫌いな人とのつきあい方】

その理由をご紹介いたします。

嫌いな人ともつきあったほうがいい理由とは

人間関係が良好な人は、何かあった時に助けてくれたり、アドバイスをくれたりする人が必然的に多いため、結果として仕事がうまくいく傾向にあります。

つまり好き嫌いを問わずに人間とうまくつきあったほうが、仕事もうまくいき、当然ながら精神面でもプラスに働く効果が期待できるのです。また仕事にも人生にも、ポジティブな意識があるため、それに惹かれて仲間が集まりやすくなります。

人間関係が良好な人は、良好でない人よりもあらゆる面で恵まれるのです。

しかし、だからといって好きを嫌いに変えるのは大変なものです。特に人間を好きになる気持ち、嫌いなる気持ちにはこんなに根深い理由もあるからです。

嫌いな人は、自分の影をあらわす鏡

嫌いな人というのは、ある意味「自分自身の嫌なところを、反映している存在だ」という説があります。つまり嫌いな人には、自分自身が嫌で治したいと思っている性格や、人に知られたくない嫌な資質など、共通する負の部分を持っている人だと言えるのです。

だから自分自身が治したい、人に知られたくないと思っている内面の嫌な部分を、会うたびに強制的に見させられてしまう「嫌いな人」は、そう簡単に好きにはなれないのは当然でしょう。しかし、見方を変えれば嫌いな人とつきあうことは、こんなメリットもあるのです。

嫌いな人は、仲間を増やすきっかけづくりをしてくれる

「嫌いな人を好きになる」のは無理でも、「嫌いな人を受け入れる」ことは可能です。それは世の中にはたくさんの価値観があり、自分と同じ人間はひとりもいないからです。つまり「嫌いな人を受け入れる」ということは、世の中にある「たくさんの価値観を、受け入れる」ということとほぼ同じなのです。

たくさんの価値観に気づき、それを受け入れられる懐の広い人は、多くの人から好かれます。それはたくさんの人を「そのまま」認めることであり、許すことだからです。

嫌いな人は自分の良さを、また好きな人の良さをあらためて実感させてくれる

また、嫌いな人は自分の中の「嫌いな一面」を持っているため、嫌いな人を受け入れるということは、自分自身をまるごと受け止めるということと同じ心理が働きます。つまり「嫌いな人を受け入れる」ことで、「あるがままの自分を受け入れる」ことができるのです。

さらに嫌いな人を受け入れることで、今周りにいる自分が好きな仲間への見方が変わります。自分を好きでいてくれ、助けてくれようとする仲間の貴重さを感じられ、好きな人の短所や欠点がささいなことだと感じられるようになるのです。

感謝の気持ちと、許す心が、仲間をどんどん増やしていく

嫌いな人を受け入れることができれば、好きな人に対する感謝の気持ちや尊敬する気持ちが増え、それがさらに仲間からの評価につながり、仲間が増えていく効果があります。

さらに嫌いな人を許して受け入れることで、あるがままの自分を受け入れる「心の自由さや広さ」を手に入れることができ、それが「懐の広さ」となって、今よりももっと多くの人とつきあえるようになります。そして好き嫌いの垣根を越えたところで人と親しくなれるため、どんどん仲間が増えます。

嫌いな人とつきあうことは、決してネガティブなことばかりではありません。自分自身と向き合い、仲間を見直し、さらに人の見方を変えてくれるきっかけになることがあるのです。食わず嫌いならなおさら、嫌いな人と少し距離を縮めてみてはいかがでしょうか?

※この記事は2013年09月29日に公開されたものです

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