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シニア層の6割「老後の準備整っていない」 – ソニー生命調べ

ソニー生命保険株式会社は、全国の50歳~79歳の男女1000名を対象に、「シニアの生活意識調査」をインターネットリサーチで実施し、集計結果を公開した。

【シニア世代がこれから挑戦したいこと、第1位は「ひとり旅」】

同調査において、現在の生活において大切にしているものを質問。大切にしているものとして、最も多くあがったのは、「健康」(84.2%)となり、次いで、「お金」(60.4%)、「子ども・孫」(57.1%)、「パートナー(妻・夫・恋人)」(54.8%)、「趣味」(53.4%)と続いた。健康な身体と経済力、温かい家族関係に加えて、日常生活を豊かにする趣味が上位にあがる結果となった。

「食事・お酒」(42.7%)との回答も多く、食生活も人生を豊かにする要素として重視されている様子がうかがえる。また、ペットを大切な存在と感じているシニアは6人に1人(16.8%)となった。一方、女性では「美容」(29.0%)を大切にしているとの回答が多く見られ、「年齢を重ねても美しくありたい」と感じているシニア女性の気持ちが垣間見える結果となった。

現在の生活において大切にしているもの

次に、これからの生活において、どのようなことに時間とお金を優先的に使いたいと思うか聞いたところ、最も割合が高かったのは「旅行などの趣味」(63.6%)。次いで、「パートナー(妻・夫・恋人)との絆づくり」(51.9%)、「健康増進・アンチエイジング」(46.7%)、「子ども・孫との絆づくり」(46.3%)と続いた。

「健康増進・アンチエイジング」にお金を優先的にかけたいと回答した割合は、居住地域で差が見られ、九州・沖縄在住者で最も高く6割(60.6%)となったのに対し、北海道在住者で3割(31.0%)と、西高東低の傾向が見られた。

これからの生活において優先的にお金を使いたいと思うもの

また、“生きがい”や“やる気の源”は、「(旅行など)趣味」(61.1%)や「パートナー(妻・夫・恋人)」(43.9%)、「子ども・孫」(43.3%)など、家族への愛情や日常を楽しむことに関連する項目で高い割合となった。「夢・志」(27.3%)、「新たな経験・学び」(21.3%)が生きがいであるとの回答も見られ、まだまだ広がる夢や志、学びの喜びをパワーの源として生活している人もいるようだ。

“生きがい”や“やる気の源”

これからの人生において、実現したい夢を自由回答で意見を募ったところ、「日本一周鉄道の旅」(70代女性)、「フラメンコを踊ってみたい」(60代女性)、「70歳まで元気に働きたい」(50代男性)、「大学の学位を取る」(50代女性)、「語学の学習を通して視野を広げたい」(60代女性)、「介護ボランティアとして社会に貢献したい」(60代男性)、「地域社会に貢献すること」など、多彩な意見が得られた。また、「億万長者になりたい」(50代男性)や、「若い恋人の獲得」(70代男性)など、野望を胸に秘めている人もいるようだ。

これからの人生において実現したい夢

一方、シニアライフを過ごすための準備がどの程度整っているか聞いたところ、さまざまな項目の中で、「準備は整っている」(「十分に準備は整っている」+「やや準備は整っている」)とする割合が最も高かったのは、「健康長寿のための生活習慣・体力づくり」(41.3%)となり、次いで、精神的な側面である「リタイア後を楽しむ準備」(38.5%)や、経済的な準備としての「年金・預金・資産・生活費などの計画」(38.3%)が続いたが、「準備は整っている」割合はいずれも4割前後となり、残る半数以上の人は「準備は整っていない」と感じていることがわかった。

シニアライフを過ごすための準備がどの程度整っているか

※この記事は2013年09月26日に公開されたものです

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