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失敗しない中華の食べ方「皿を重ねるのはNG」

普段、なんとなく食べている中華料理。でも、改まった席や高級なお店ではマナーを知らないと恥をかくことになります。なにより、他国の文化に敬意を払うのは大切なこと。この機会に中華料理の食事作法を覚えましょう。

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料理の出てくる順番を覚えよう

フランス料理のフルコースなどのように、中華料理にも料理の出てくる順番があります。大きく分けて5種類になり、次のような順番で出てきます。

●「前菜」
これからどんどん出てくる料理の数々を楽しむための準備として、食欲を刺激する色鮮やかな料理が少しずつ出てきます。中華料理らしい、細やかな心遣いですね。冷たい料理が多いのですが、温かい料理と一緒に出されることもあります。

●「湯(スープ)」
温かいスープで胃を温め、次に出てくるメインディッシュに備えます。

●「主菜(メインディッシュ)」
揚げ物、煮物など、ボリュームのあるメイン料理が出てきます。だいたい3皿~5皿ぐらい、肉や魚を使った料理になります。

●「主食(ご飯、麺類)」
比較的味が濃い目のボリュームのあるご飯ものや、麺類が出されます。

●「点心(デザート)」
最後はデザートで締めくくりです。杏仁豆腐やゴマ団子などの甘いデザートの他に、春巻きなどの軽食が出ることもあります。

中華料理の食器の使い方

中華料理はひとつの料理が大皿にドンと盛りつけられていて、各人で取り皿に取り分けていただきます。そのため、取り皿はたくさん用意してあり、一人で何枚使ってもかまいません。これは料理の味が混ざらないようにするためです。

ちなみに使い終わった取り皿を重ねるのはマナー違反なので、テーブルの上にお皿がのらなくなったらお店の人を呼んで片付けてもらいましょう。

また、中華料理では食器を手に持って食べることはタブーとされているので、テーブルに置いたまま食べましょう。スープを飲むときなどに使うれんげは、上のほうの溝に人さし指を当て、親指と中指で支えて持ちます。

中華料理の回転卓の使い方

「ひとつの料理を皆で取り分けて食べる」という中華料理独特の食べ方に便利なのが回転卓。大きな丸いテーブルがクルクルと回るようになっていて、自分の食べたいおかずを簡単に自分の前まで持ってくることができます。料理を取る順番はまず主賓から、時計回りに取っていきます。回す速度はゆっくりと。

※この記事は2013年09月17日に公開されたものです

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