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手軽だからこそ気を付けたい! インターネット初心者が巻き込まれやすい5つのネットのトラブル

パソコンの前で頭を抱える男性スマートフォンやゲーム機など、パソコンを持っていない人でも手軽にインターネットを楽しめるようになりました。その結果、インターネットのセキュリティなどがよくわかっていない人がトラブルに巻き込まれるケースも多くなっているそうです。初心者が巻き込まれやすいインターネットトラブルと、その対処法を紹介します。警察庁に取材し、初心者が巻き込まれやすいインターネットトラブルをまとめてみました。

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■偽ホームページなどのフィッシング詐欺

偽のホームページを作り、そこにIDやパスワード、またはクレジット情報を入力させることで、個人情報を入手する行為のことです。銀行などからの企業メールを装って情報を入手しようとする行為もあります。

警察庁によるフィッシング防止策は、「ID・パスワードを入力するときは、正規のサイトか確認!」「パスワードはなるべく長く、定期的に変更を!」「パスワードは利用するサービス、サイトごとにちがうものを!」この3つです。安易に情報を入力するクセをつけないのも有効ですね。

■オークションの取引トラブル

手軽にネットオークションができる反面、さまざまなトラブルも起こっています。警察庁のトラブル相談では、取引が完了したが商品が届かない、届いたものが粗悪品・偽ブランド品だった、などの事例があるそうです。

警察庁によると、こういったトラブルを防止するには、「納得いくまで商品の詳細や送付方法、支払方法を質問する」「取引評価の低い相手との取引は控える」などが有効とのことです。欲しい商品だと早く落札したい気持ちになりますが、その後のトラブルなどを考えると冷静になることが大事です。

■不正アクセス

インターネットゲーム、またはオークションなどで、自分のアカウントが他人によって不正に使用されてしまうことです。身に覚えのないオークション取引がある、インターネットゲームでゲーム中のお金やアイテムがなくなっているなど、さまざまな事例があるそうです。

これを防ぐには、ログインパスワードが他人に知られないようにすることが大事です。「パスワードを誕生日などから簡単に推測される単語にしない」「定期的にパスワードを変更する」「電話やメールでの問い合わせで不用意にパスワードを教えないようにする」などが、警察庁の推奨する予防法です。

■架空・不当請求

インターネットで選択肢をクリックしたら課金画面になったり、請求金額が表示されるなど、架空の請求がされるというトラブルです。また、有料サイトを利用したところ、後日法外な金額を請求された、という事例もあります。

警察庁によると、こうしたトラブルを予防するには、「画面をクリックする前や、サイトを利用するまでに利用規約等が掲載されているか確認するように」とのことです。また、「請求が来てもそれが正しいものなのか確認するまで支払わない」「しつこい請求が来る場合は、弁護士や消費生活センターに相談するように」とのことです。

■インターネット上に個人情報を掲載された

インターネットの掲示板などに、名前や住所など、個人情報が掲載される、誹謗中傷が掲載されるといった事例もあります。予防のためには、掲示板やチャット、メールに個人情報を書かないことが挙げられます。

もし個人情報が書き込まれてしまった場合は、「運営しているプロバイダーなどに削除の依頼をする」「警察のサイバー犯罪相談窓口を利用する」などをしましょう。

今後、さらにインターネットを利用する人が増加するでしょう。慣れていない人は、こうした初心者が巻き込まれやすいトラブルにご注意ください。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年09月10日に公開されたものです

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