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カラーの識別能力は女性のほうが高い? 男女で色の見え方が違う理由

夜景、花畑、各地の絶景…。デートスポットとして「綺麗な景色」は定番です。二人で一緒に見ることで、より楽しく美しく感じ、そして二人のムードを高める効果を期待できます。

しかし、そんな綺麗な景色。最新の研究で、男女の見え方には違いがあることがわかってきました。同じものを見ているはずなのに、実は違ったものを見ているの? 気になるところを調べました!

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見え方の違いはなぜ起こる?

男女で同じものを見ていても、見え方が違う。なぜこんなことが起こるのでしょうか。

目のつくりに男女の差はありません。同じ機能を持っています。しかし、目から入った情報を処理するのは脳。ここには男女の違いがあることがはっきりとわかっています。入る情報は同じでも、処理の仕方が異なるために、見え方が変わるというわけですね。

脳内の処理に影響を与えていると考えられるのが、テストステロン。「男らしさ」を出すために欠かせない、男性ホルモンです。これが、男性の視覚にも大きな影響を与えているのです。

どのように違うの?

具体的に、男女の見え方はどのように違うのでしょうか。アメリカのエイブラモフ教授によると、「同じものを見た時に、男性は女性よりも暖かい色合いとして見えていることが多い」とのこと。また、「女性は男性よりも、色の識別能力が高い」としています。

それは特に、「青」「緑」「黄色」の寒色系の色を識別するときに発揮されます。

男性が「青」とひとくくりにする色を、女性は「エメラルドブルー」「ターコイズブルー」「スカイブルー」のように、違う色と感じます。女性のファッションが男性に比べてカラフルなのも、ひょっとしてこの影響があるのかも?

綺麗な景色の楽しみ方

男女の見え方に違いがあることで、綺麗な景色の楽しみ方にも差が出ます。

突然綺麗な風景が見えたときに、思わず「きれい!」と思う気持ちに差はないでしょう。しかし、その後、「どれだけその景色を楽しみ続けるのか」には、大きな違いがあります。

女性が、比較的長くゆっくりと景色を楽しむのに対し、男性は「すぐに飽きる」という傾向があります。男性にとっては「変化のない景色」。しかし女性にとっては「微妙な変化を楽しめ、じっくり楽しめる景色」。

同じ景色を見ていても、まったく異なる捉え方をしているのかも…と思うと、なんだか面白いですね。

男性が得意なのは?

識別能力では女性に劣る男性の目。しかし、男性の方が優れている機能もあるのです。それが、動体視力。動いているものを捉える力です。男性が「狩り」を主な役割としていたころの名残ではないか、という説もあるそう。動体視力が必要とされるゲームやスポーツを楽しむ際には、女性よりも男性の方が有利だと言えます。

一緒に楽しむきれいな景色。女性にとっては「いつまで見ていても飽きないもの」かもしれません。しかし、隣にいる彼は、「もういいよ…」なんて思っているのかも。綺麗な景色を楽しむデートも良いですが、たまには「スポーツ観戦」などもおすすめ。動体視力を使う風景なら、彼も夢中になってくれるかも!?

(ファナティック)

※この記事は2013年08月30日に公開されたものです

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