相手と話す時に気をつけたい言葉「せっかく」「我慢してきた」
言葉は、その使い方一つでその人の性格や本当の一面などが表に出てきやすいものです。特に、女性の場合は人と話すことでコミュニケーションを取るので、特に言葉には気をつけなくてはいけません。
では、相手と話す時に気をつけたい言葉とはどんなものがあるのでしょうか。
「せっかくしてあげたのに!」「○○だったのに…」
「せっかく○○してあげたのに…」という言葉は、自分のための言葉か、それとも相手のための言葉かで、ニュアンスが大きく違ってくる言葉です。
相手の行動や行為に対して使う場合は、相手を気づかったり、申し訳ないというニュアンスが強いですが、自分の行為に対して使う場合、不満や不平を表す言葉になってしまいます。
状況や場面によっては、たとえ相手の行動に気をつかったつもりでの発言でも、聞く人によっては「嫌み?」と取られてしまうこともあります。状況や場面に応じて、相手に誤解されないような使い方をしなくてはいけない言葉でしょう。
「ずっと我慢してきたけど」
少なからず気になっていたけど、今まで我慢してきた…。こういったニュアンスの言葉は、相手の自信をそぎ、意欲を喪失させてしまいます。
使った本人は「今まで我慢してきてあげた」という気持ちが強いかもしれませんが、言われた人は気が付いていない事柄だったでしょうし、「ずっとそう思われてきた」という気持ちから今までの自分に対して羞恥(しゅうち)や情けなさ等を感じる人も多いです。
こういったきつい一言に耐性のある人ならば良いですが、そうでない人は深く傷ついてしまいます。どうしても相手に伝えなくてはいけないのであれば、ニュアンスを変えて、優しく伝えてあげるのがベストです。
「さすが、あなたはできる人だものね」
一見、相手を褒めているような言葉ですが、聞く人によってはひがみのように聞こえてしまう言葉です。どこか嫌み、ひがみといった悪意を感じさせるニュアンスの場合、もしかしたら自分と比べてコンプレックスを感じたり、うらやましさから言葉の端に感情がにじんでいるのかもしれません。
特に、女性の場合は、どうしても他人と比べて比較したがる傾向がありますからどうしても無意識に言ってしまう部分もあるかもしれません。ですが相手を褒めているはずが、結局反感を買っただけという結果はとても残念なことですので、なるべく避けたいですね。
いかがでしたか?ニュアンスの違いひとつで、言葉はとげを持ったり悪意に取られたりしてしまいます。綺麗(きれい)な言葉を使って、周りから「すてきな人」と思われるように気をつけたいものですね。
※この記事は2013年08月18日に公開されたものです