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「古本を買ったら1万円が!」そういうことってあり得るの?

古書を購入したら、「お金が挟まっていた」「何か重要そうなメモが挟まっていた」なんていう話をネットで見かけることがありますが、これはあり得る話なのでしょうか?

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まず全国規模の某大手チェーンに聞いてみましたが「そういったことについては一切話すことができない」との回答。

そこで、東京都古書籍商業協同組合さんに聞いてみました。「そういうことはあるかもしれませんが、ほとんどないことでしょう」という回答でした。

「まず売り主が売る前にきちんと調べるし、また古書店でも一応ページをめくり状態を確認するのが普通ですので、お金が挟まっていたりしたらその時点で分かるはず」だそうです。

何かあったときの対応は個々の古書店さんによるのですが、古書を買い取る際に、売り主が誰という記録は取っているので、「何か出たときにはきちんと連絡すると思います」のだそうです。

また「大金が古書から出たなんて話は聞いたことがありませんし、お金が挟まっていたなんてことは、宝くじに当たるぐらいの確率では?」とも。

中古本のチェックポイント

○まず、売り主がお金を挟んだまま売りに来ない
○古書店が状態を確認する際に調べる
○何か挟まっていたら、売り主に連絡する

ただ、「古書の入ったダンボールを何十箱も一挙に持ち込まれて、いちいち調べていられないという場合には、見過ごす可能性がないとはいえない」のだそうです。

いずれにしても、古書店で買った本に「お金」や「重要なメモ」が挟まっているというのは「ほとんどない話」なのですね。


(高橋モータース@dcp)

※この記事は2013年08月01日に公開されたものです

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