部下のNG、上司のNGマナー「部下:支払いを間近で見る」「上司:お前の代わりはいくらでもいる」
毎日顔を合わせる間柄とはいえ、越えちゃいけない一線というものはあります。部下のNGマナー、上司のNGマナーの定番パターンをチェックして、自分がついやっちゃっていないかをチェックしてみましょう!
【間違いやすい海外テーブルマナー「フォークの背中には載せなくてもOK」】
<部下のNG>
飲み会の席で、上司の支払いを「間近で見る」のはNG
つい、うっかりやってしまいがちなのが「支払いは俺にまかせろ」と上司が言った飲み会の席で、勘定をすませる上司を部下がじっと見守るというパターンです。
部下にしてみれば、「やっぱり少しでも払ったほうが…」とか、「真っ先にお礼を言おう」という気持ちで、上司に寄り添っているだけなのですが、上司にしてみれば「もしかして、財布の中身を見られてる!?」と気になってしまう行為です。なるべくならば、レジから離れた場所、または出口付近で待機をするか、または出口のドアを開けて待っていた方が印象が良くなります。
飲み会に誘われて、「無理」、「ダメ」、「行けません」の連続はNG
飲みに行くのが好きな上司の場合、しつこく誘われて困ることがあります。ただし、そんな上司でも最低3回に1回、またそんなにしつこくない上司ならば、最低2回に1回はおつきあいするのが礼儀。誘いを断られて、内心傷ついている上司も多いため注意しましょう。
ただしお酒に弱いならば断る時に、ついでに一言報告しておきましょう。お酒が好きな上司ならば、飲める人と飲んだ方が楽しく過ごせるはずだからです。
上司にごちそうになったお礼を、他の社員の前で言うのはNG
上司と食事を一緒にしてごちそうになった時、他の社員の目の前で「今日はごちそうさまでした!」なんてお礼を言っていないでしょうか?この言葉を他の社員が聞いたら、「あいつだけ、えこひいきされてる」と思われてしまい、上司の立場がなくなります。また実際は、社員の前では説教できないから、食事に誘い「みんなの目が届かないところで、お説教」というパターンもあるはず。周囲にあらぬ誤解をされないように、また上司への配慮に感謝する意味も込めて、人前で「ごちそうさまでした」は避けましょう。
<上司のNG>
忙しいからといって、部下の話を無視するのはNG
考え事をしていたり、緊急の仕事に翻弄(ほんろう)されていたりしても、部下が話しかけてきたら「ごめん。今、忙しくって」という最低限の一言は忘れないようにしましょう。
あまりにも忙しいと返事をするのもおっくうになり、「空気を読め」と無言で圧力をかけたくなるのもわかりますが、それがわからずに話しかけている部下に、無言で圧力をかけてもどうしようもありません。まだ仕事の全体像がつかめていない成長途中の部下は、圧力ではなく、話すことで理解させ、成長させていきましょう。
どんなに真実でも、「お前の代わりは、たくさんいる」は絶対言っちゃダメ!
とんでもない失敗をしでかしたのに、部下がそれをわかっていない時、また自分ではミスを挽回せず、全ての責任を上司に押しつけてきた時、ついつい部下に現実をわからせるため「お前の代わりは、どこにでもいるんだぞ!」なんて怒ってしまうことはないでしょうか?
この言葉は、実はけっこうきつく部下に受け止められています。なぜなら本人が、それを重々感じていることが多いからです。また失敗を深く受け止めて、なんとか挽回したいと思っているところに、この言葉が浴びせられたことで、それが致命傷となり会社を辞めるという話に発展してしまうこともあります。
まとめ
上司は部下にとってみれば、親のようなもの。部下を切り捨てるようなきつい言葉は、激しく部下を傷つけてしまうことがあるために、極力使わないようにしましょう。
※この記事は2013年07月30日に公開されたものです