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『魔法陣グルグル』キャラ投票1位に輝くのは誰? 「ククリは俺の初恋」「キタキタ一択」の声も

『魔法陣グルグル』は、1992年から2003年まで月刊少年ガンガンで連載されていた、勇者ニケと魔法使いククリの冒険を描いたRPG風ギャグ漫画。ドラクエをはじめとする一般的なRPGの世界観を茶化したギャグ、ユニークな登場人物たちに多くの人がハマり、連載が終了した今でも根強い人気を誇っています。ばっちりグルグル世代の筆者ですが、「子どもの頃、好きだったな~」という人は多いのでは?

昨年からは「ガンガンONLINE」で『魔法陣グルグル2』の新連載がスタートし、twitterや大手掲示板では、「グルグル2面白い! テンポや作風が変わってなくて安心」「これから毎月チェックせねば!」と、相変わらずの人気ぶりが見て取れました。

夏にはいよいよ2の単行本1巻が発売予定。それを記念して、グルグルの貴重な生原画を50点以上展示する『魔法陣グルグル展』(7月25日~8月6日)も開催されるそう。子どものころ、夢中になった漫画キャラクターたちの生原画を見られるなんて、胸が熱くなりますね。入場無料なので、この機会を逃さない手はありません!

旧作&新作ともに再度盛り上がりを見せる中、昔からのファンも知らなかった人も楽しめる『魔法陣グルグル』の魅力をたっぷりとご紹介します!

“超”個性的な登場人物たち

グルグルには、主要キャラクターからサブキャラクターまで、“超”が付くほどの個性的なキャラクターが登場します。先月「ガンガンONLINE」では、総勢25名のキャラクター人気投票が行われ、多くのファンから熱い一票が集まったそう。

結果発表は7月4日ですが、中間発表ではやはり主人公コンビの勇者ニケ(中間4位)と魔法使いククリ(中間1位)に多くの票が集まっています。投票した人の声をネットから拾ってみると、「ククリ以外価値あんの?」「ククリは俺の初恋だった」とククリが圧倒的な人気。あらゆる漫画の女性キャラの中から、誰が最も萌えキャラであるかを決定する2ちゃんスレッド「漫画最萌トーナメント」で、ククリは「初代漫画最萌」(2005年)にも輝いています。ちなみに、筆者もククリちゃんに1票入れました!

また、主人公のニケを差し置いて票を集めているのが、キタキタおやじ。上半身裸に腰みのという出で立ちの宿屋主人兼踊り子で、その凄まじいインパクトを誇るキャラクターから絶大な支持を集めています。ネット上でも「キタキタおやじに全力で行くか」「どう考えてもキタキタ一択」という声が。キタキタおやじのキタキタ踊りを真似していた人は多いんじゃないでしょうか。

結果発表を間近に控え、いったい誰がトップに輝くのか!? 今から楽しみですね(ククリちゃんを断然応援します!)。

笑いあり涙あり萌えあり、グルグル名(迷?)言集

物語を彩った名言と迷言を独自にピックアップしました。懐かしさとともに、もう一度コミックを読み返したい衝動に駆られます。

・「わしはな…若い頃勇者になるつもりだった……修行もした……だが肝心の魔王がいなかったのだ。今の世は魔王がいる幸せだー!!」
ニケを勇者として旅立たせようとする、父・バドの身勝手なセリフ。生まれたばかりのニケの第一声が「かいしんのいちげき!!」だったことから、バドはニケを勇者として育てる決意をしたんだとか。

・「肩のうしろの2本のツノのまんなかにあるトサカの下のウロコの右よ!」
ダンジョン「ノコギリ山」のボスの弱点。非常に覚えにくいため、ニケは「肩のうしろの2本のゴボウのまんなかのスネ毛の下のロココ調の右」と間違えて記憶してしまう。

・「ただし魔法は尻から出る」
通常は半年かかる魔法修行だけど、1カ月で終えたい場合は「尻から魔法が出てしまう」という提案をされたククリ。即座に「みっちり半年でお願いします」と断りました。「人生に近道はない」という格言としても読み取れますね。

・「ザムディン!!!」
魔物に追い詰められたザザ(ニケの仲間)が唱えたセリフ。呪文かと思いきや単なるハッタリで、実はザザの祖父の名前だったんです。

・「おやじが脇の下でおにぎりを」
キタキタおやじが脇でおにぎりを作ったシーンより。塩味が自然と米に染み込んでいる、というあまりの食べたくなさから、当時の読者に強烈なインパクトを与えました。

・「ギンギー」
ニケとククリが訪れた村で出されたギンギー料理。トカゲのような謎の生物の丸焼きで、ニケ「なんの料理ですか?」、村のおばさん「ギンギー料理」、ククリ「材料は?」、村のおばさん「ギンギー」というやり取りが笑いを誘いました。

・「ニケ……くん……」
魔王ギリを封印した後、初めてククリがニケのことを「勇者様」ではなく、「ニケ」と名前で呼んだ感動的なシーン。「本当の名前を呼ぶのがこんなに恥ずかしいなんて――」と頬を染めるククリに萌え死にしたものです。

今回紹介したグルグルの魅力はほんの一部で、他にも見どころがたくさんあります。また読みたくなった人も多いのではないでしょうか? 読んだことがない人にも絶対オススメです! まもなく発売される2の単行本を手に、昔からのファンも今回初めて知ったという人も、夏の展覧会に足を運んでグルグルワールドを楽しんじゃいましょう!

(加山よしお/サイドランチ)

※この記事は2013年07月02日に公開されたものです

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