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「すみません」の口癖をやめたい!ネガティブ語から脱出するには?→「クエイズムで口癖を直す」

あいさつの代わりに、またはお礼の代わりに、ついうっかり口から出てしまう「すみません」。この口癖を直したいなと思いながらも、いつも口にしてしまうという人は、ぜひネガティブ語か、そうでないかをチェックしてみましょう。

「すみません」が口癖の人には、3パターンある

「すみません」という口癖の人には、ネガティブ思考から出てしまうものと、単なる口癖のもの、環境から来るものがあります。自分がまずはどのタイプなのか、チェックしてみましょう。ネガティブ思考から来るものでなければ、とりたてて気にする必要はありません。

ネガティブ思考の「すみません」パターン

ネガティブ思考の「すみません」は、自分は何も悪くないのに、自分に責任があるように感じて口に出してしまうもの。または自分が悪くなくっても、取りあえず謝っておけば大事には至らないだろうと口に出してしまうものがあります。例えば「覚えが悪いもので、すみません」、「気が利かないもので、すみません」など、相手がそう思っているかどうかに関わらず、相手に言われるよりも先に、へりくだって使うような場合がよく見られます。

ネガティブを通り越して、既に「すみません」が口癖になってしまっているパターン

慌てた口調で「すみません」を連発する人、言葉の合間に、クッション言葉として「すみません」を入れる人などがこのパターンにあたります。例えば「すみません、すみません」と2回連発でよく口にするという方は、それがもう口癖になっていると考えた方がよいでしょう。

関西の「すいません(すんません)」は、「おおきに」か「excuse me(エクスキューズ・ミー)」の意味

一方でネガティブ思考ではない「すみません」もあります。それは関西出身の方が口にする「すいません(すんません)」です。関西の人の「すいません」は「どうも」とか、「おおきに」の意味であることが多く、「excuse me(エクスキューズ・ミー)」という意味もあります。

「すみません」という言葉が、肯定的な意味で使われることがあるのは、地域によっては「相手からこんなによくしてもらって、このままだと自分の気持ちがすまない(済まない)」という意味で昔から使われており、その場所に根付いているからです。地域や育ってきた環境によっては、「すみません」が、ネガティブ語ではないことがあります。

「すみません」が、ネガティブ思考から出ているのか、そうでないかのチェック方法

ネガティブ思考で「すみません」を使う時、「すみません」の前に起こった出来事や、「すみません」という相手に対して、およそ「すみません」という言葉がふさわしくないのに使うことがほとんどです。

例えば、「今日、あの書類、持ってきてくれた?」という質問に対して、「はい、持ってきました。すみません」というように、いちいち語尾などに「すみません」をつけてしまう場合です。また相手がイライラしていたり、感情的になっていたりするのを見て、何も悪いことをしていないのに、とっさに口から出る「すみません」も、ネガティブ語です。

「クエイズム」で口癖を直そう!

ネガティブ語を話し、それを自分の耳で聞くことによって、ますますネガティブになってしまう連鎖を断ち切る方法が「クエイズム」です。クエイズムとはボジティブ・シンキングの元祖とも呼ばれる自己暗示方法で、ポジティブな言葉を口にするようにしたり、プラス思考を意識したりすることで、プラスの結果を手に入れるというものです。

ネガティブ語の「すみません」をつい口にしてしまう人は、ポジティブ語の「ありがとう」、もしくは「助かりました」を使うように心がけてみましょう。またクッション言葉として「すみません」をよく使う人なら、「お手数ですが」、「よろしければ」などの適切なクッション言葉を覚えて使うと印象が良くなります。

自分の信頼できる人に、口癖をチェックしてもらおう

家族や友人など、自分が信頼できる親しい人に口癖を常々チェックしてもらうのは大切です。なぜならネガティブ語は無意識の内に、つい口から出ているものだからです。「今、『すみません』って出てたよ」と指摘してもらい、自分も意識することで、口癖を直そうという意識が芽生えます。ぜひ、いつも会話する相手に、口癖チェックを頼んでみてくださいね。

※この記事は2013年07月01日に公開されたものです

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