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恋をするとお腹がすかなくなるメカニズムとは?

恋をしているときは食欲がなくなって、普段の食事がのどを通らなくなった…という経験をしたことがある方も多いのでは?実はこれ、れっきとしたメカニズムがあって起きている反応なのです。今回はその謎に迫りつつ、上手な利用の仕方をご紹介しましょう。

恋はストレス?

恋をすると心臓がドキドキして、いわゆる興奮状態になります。これは神経伝達物質であるアドレナリンというホルモンが身体から分泌されているためで、血中に入ることで心拍数をあげたり瞳孔を開いたりします。ストレスの役割も持っているので、興奮はストレスのサインでもあるのです。ただしイライラとするストレスとは違い、恋の場合は「良い意味」で自身を興奮状態にさせてくれると考えられます。

ドーパミンの分泌が「食欲」を調節

恋をするとアドレナリンにドーパミンが含まれるようになります。ドーパミンはホルモン調整や感情、意欲、学習、運動などに関わっている神経伝達物質。恋に対する意識が強ければ強いほど脳にある性中枢神経を刺激しますから、胸がいっぱいになってドキドキも増すのです。

ただし脳にある中枢神経にはこれだけではなく、食欲が関係する摂食中枢神経や満腹中枢神経もあります。ドーパミンはこれら全てに対して働きかけるため、恋をすると食欲がなくなってしまうわけです。

恋をすればダイエットできる!?

ドーパミンの仕組みを利用すれば、恋をすることでダイエットをすることも可能。実際に彼氏ができてから「キレイになった」「痩せた」という女性は多いはず。食欲に対する「欲」がおさえられるので、無理なくダイエットができるのです。彼がそれを見て喜んでくれればさらに恋も盛り上がり、キレイな体形を維持できるようになるでしょう。

逆に失恋時は「ヤケ食い」状態となってしまうことも。これは恋が終わってしまったことでドーパミンの分泌が減ってしまい、摂食中枢神経や満腹中枢神経が満たされずに反応してしまうことが原因です。必要以上の食欲をおさえたいのであれば、新たな恋を見つけるか、集中できる「他のこと」を探すようにしましょう。

気持ちを落ち着かせることも大事

恋でドキドキ状態が続きすぎることで、体調を崩してしまうほど食欲が落ちることは避けたいもの。彼に何度も会うようになれば次第に興奮も落ち着いてきますが、彼に心配をかけないように一緒に食事をする機会をつくるなどして、必要な栄養はしっかりと摂(と)るようにしておきましょう。

※この記事は2013年06月25日に公開されたものです

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