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関東と関西で人気が違う!? 食パンのスライス枚数事情「関西では5枚切りの方がよく売れる」

スーパーなどで食パンを買う際、いくつもの「スライス枚数」があるのを目にしますよね。よく目にするのは「6枚切り」、ほかに「10枚切り」なんて薄いのも売られていますよね。

さて、この食パンのスライス枚数ですが、ほかに何枚切りがあるのでしょうか? 「食パン」について、山崎製パン株式会社の広報・藤井さんにお話を伺いました。

基本となるのは6枚切り

――食パンのカット数ですが、山崎パンでは何種類のスライス枚数があるのですか?

藤井さん まずは「6枚切り」。これが基本となります。そして厚めにカットした「4枚切り」と「5枚切り」。薄いのは「8枚切り」と「10枚切り」があります。10枚切りがサンドイッチなんかにいいですね。

――全部で5種類あるんですね。これは昔からこういったスライス枚数のものが販売されているのですか?

藤井さん そうですね。私どもは昭和23年に創業し、昭和30年ごろから包装食パンを販売しています。

スライス数の違いのほかに、工場でスライスして包装し出荷するものと、工場から三斤そのままで出荷し店舗でスライスするものの2通りがあります。

――なるほど。店舗でスライスするものもあるんですね。

藤井さん ただ、現在では工場でスライスする商品が主流となっていて、店舗でスライスするものは少なくなっています。

――店舗でスライスするということは、スライス枚数などは店舗によって違ったりするのですか?

藤井さん いいえ、そうではなく、店舗でスライスする際にもちゃんとカット数が決められています。店舗でスライスするからといっても7枚切りや9枚切りの商品が出てくるわけではないですよ。

地域によって人気のスライス枚数が違う!?

――以前、関東と関西では売れている食パンのスライス枚数が異なるという話を聞いたのですが、これは本当なのでしょうか?

藤井さん これは本当です。全国的には、メインとなる6枚切りが売れ筋の中心ではあるのですが、近畿圏では5枚切りの方がよく売れています。また4枚切りも人気ですね。

――近畿圏では厚く切ったほうが人気なんですね。ほかにもそういった違う売れ行きの傾向の地域はありますか?

藤井さん 東北地方は、6枚切りがメインではありますが、なぜか8枚切りの人気がほかの地域より高い傾向にあります。

――東北になると逆に薄く切ったものが人気になるのですか……。これはどんなことが要因となっているのでしょうか?

藤井さん データとして、こういった傾向にあるということだけは分かっているのですが、なぜこのような傾向になるのか要因は分かっていないんですよ。

――そうなのですか……。しかし、同じ食パンでも、地域によって切り分けられた枚数の好みに差が出るのは面白いですね。

これを読んでいる近畿圏、そして東北地方の皆さんは、よく買う食パンのスライス枚数はどうですか? この傾向そのままですか? もし機会があれば、それぞれの地域に好みのスライス枚数のアンケート調査をしてみても面白いかもしれませんね。

(貫井康徳@dcp)

※この記事は2013年06月22日に公開されたものです

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