日本で一番キャンパスが広い大学はどこ? 1位は北大「日本国土の570分の1」も
大学のキャンパスというのは、どこもそれなりの大きさではありますが、一番大きいとなると、どこなのでしょうか? やはり広大な北海道にある大学なのでしょうか? それとも……?
日本国土の570分の1を占めているあの大学は……?
現在、敷地面積が公開されている大学の敷地面積を調査しました。その結果、キャンパスや研修施設などを総合した敷地総面積が日本で一番大きいのは……?
北海道大学(約6億6,000万平方メートル)
単純な広さでは、やはり北海道大学が一番大きいようです。演習や研究のための施設や広大な森林など、キャンパス以外の施設の面積がとんでもない広さなので、これだけの数字なるのだとか。北海道大学のホームページによると、日本の国土の約570分の1の面積が北海道大学だそうです。そう考えるとものすごく大きな印象を受けますね。「Boys, be ambitious(少年よ大志を抱け)」で有名なクラーク博士の像も同大学キャンパス内にあります。ちなみに、多くの人がイメージする左手を後ろに組み右手で遠くを指しているクラーク博士は札幌市郊外の「羊ヶ丘」にあるもので、同大キャンパス内のクラーク博士は胸から上の像ということです。北海道を訪れた際には立ち寄ってぜひ両方の像を見比べたいですね。
では北海道大学の次に大きな大学はどこなのでしょうか?
東京大学(約3億2,000万平方メートル)
「東京都内にある大学なのになぜそんなに広いの?」と思う方もいるかもしれませんが、東京大学も北海道大学と同じように、演習や研究のための広大な施設を多く持っています。東京大学の「東大ガイド」によると、日本各地に53カ所あるそうです。そうした国内施設の面積を合計すると、この数字になるのだとか。北海道大学はダントツですが、東京大学もかなり大きいですよね。
九州大学(約7,500万平方メートル)
九州大学も日本屈指の広さを誇る大学です。北海道大学と東京大学が「億」の桁数ですから、そんなに大きくないと思ってしまいますが、約7,500万平方メートルもかなりの大きさです。
ちなみに、そのほかの有名大学の総敷地面積だと、京都大学が約5,000万平方メートル、早稲田大学の総面積が約210万平方メートルです。
「キャンパス単体」では……?
次に単一キャンパスでの広さを見てみましょう。キャンパス単位で日本一の広さを誇るのがこのキャンパス。
九州大学・伊都キャンパス(約262万平方メートル)
九州大学の伊都キャンパスは2005年に新しく作られたキャンパス。開設移行、用地取得と整備が進み、現在の広さになりました。東京ドームが約4万7,000平方メートルなので、約57個分に相当する広さです。
筑波大学・筑波キャンパス(約260万平方メートル)
筑波大学の筑波キャンパスの外周は約10キロメートルにも及びます。学生や職員はキャンパス内を走る乗り合いバスで施設間を移動し、徒歩での移動は「軽いスポーツ」なのだそうです(笑)。
広島大学・東広島キャンパス(約250万平方メートル)
広島大学の東広島キャンパスも広いことで有名です。1982年から1995年にかけて学校内の施設を移転し、統合させたためこのような大きな敷地面積になったそうです。
まとめ
キャンパスの広さのトップ3はこのようになりました。ちなみに、皇居の広さは外苑を含むと約230万平方メートル。今回紹介したキャンパスはどれも皇居よりも広いということですね。また、大学の総敷地面積でトップだった北海道大学の札幌キャンパスは177万平方メートルとなっています。
(貫井康徳@dcp)
※この記事は2013年06月09日に公開されたものです