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生ハムとチーズが美肌にいい薬膳的理由は?

働く女子が、ランチタイムに眺め読みするだけでも楽しい、作っている自分をイメージして、キレイになるコツがわかったような気になる。そんな、美味しくて、楽しそうな料理レシピをお伝えする連載です。4人の人気料理ブロガーが週替わりで料理レシピをお伝えします。

こんにちは! 国際中医薬膳師のfanifaniです。

今月は、イタリアローマの郷土料理「サルティンボッカ」を、ヘルシーなささみでアレンジしたお料理をご紹介します。サルティンボッカは本来、仔牛肉で生ハムとセージを挟んで焼いた料理ですが、セージの香りが独特なので、今回はバジルを使っています。

美肌や美髪、風邪予防にもオススメのひと品です。2月といえば、雨も少なく空気がとても乾燥する時期です。乾燥すると、お肌はもちろん、のどや鼻の粘膜が乾いて風邪もひきやすくなりますね……。

美肌に効果的!

チーズや生ハムの原材料である豚肉は薬膳では「滋陰(じいん)」といって、体を潤してくれる食材です。中医学では肺が乾燥すると、肌や髪の毛も乾燥し、大腸も乾燥するので便秘になりやすいと言われます。なので肺を潤してあげることで、美肌や美髪、便秘解消にもつながります。

チーズなどの乳製品はこの肺を潤す効果があるので、便秘がちの方にもオススメ。

さらに脂肪分の少ないササミやモッツァレラチーズは良質なタンパク質で、肌の細胞のターンオーバーにも役立ち、うるうる美肌につながります。

風邪予防にバジル

バジルはシソ科のハーブですが、薬膳では大葉と同じく「辛温解表類」に分類されます。解表とは発汗させることで、辛温解表類とは体の表面にまとわりつく邪気(病気の原因)を取り除くことです。

バジルや大葉は体を温めて発汗させるので、冬から早春の風邪の予防に使われます。バジルの代わりに大葉を使ってもおいしいですよ。

 

材料(2人分)調理時間10分

鶏ささみ 3本
フレッシュモッツァレラチーズ 60g
生ハム 3枚
フレッシュバジル 5~6枚
小麦粉 適宜
オリーブオイル 適宜
白ワイン 大さじ1
レモン 適宜

作り方

  1. ささみを観音開きにして厚みをならします。モッツァレラは細く裂きます。
  2. ササミにバジルをおいて、モッツァレラを並べて巻き、さらに生ハムで巻きます。小麦粉を薄くまぶします。
  3. フライパンを熱してオリーブオイルを敷き、2を焼きます。全体に焼き色がついたら白ワインを加え、アルコールを飛ばします。
  4. 盛りつけたら焼き汁もかけ、お好みでレモンをしぼってどうぞ!

 

*中医薬膳師fanifaniさん*


普段から野菜中心で季節に合わせたヘルシーなごはんを心がけています。薬膳の勉強中で、一人ひとりに合わせた、おいしくてきれいになるメニューを提案するお仕事をするのが夢。中医薬膳師、家庭薬膳アドバイザーでもあり、普通に買える食材で、おうち薬膳レシピも提案していきます。

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※この記事は2013年02月22日に公開されたものです

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