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ささくれが親不孝といわれるのはなぜ? その理由と原因を紹介

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「ささくれができると親不孝」といわれるのをご存知ですか? 単なる迷信だとしてもなぜそのような言葉があるのか由来が気になりますよね。今回は、ささくれが親不孝といわれる理由とささくれの原因について紹介します。

指先にできるささくれは気になってしまうもの。ついむこうとして、血が出てしまったり余計に悪化してしまったりと、悩んでいる人も多いのではないでしょうか?

また、ささくれができることは親不孝という話もよく耳にしますが、なぜこのようにいわれるのでしょうか。今回は、その理由を解説します。ささくれができる原因も一緒に説明しているので、ぜひチェックしてくださいね。

ささくれが親不孝といわれる理由

ささくれがあると、なぜ親不孝といわれるのでしょうか?

その理由は単なる迷信ではなく、ささくれができることで将来的に親に心配や迷惑を掛ける可能性があると考えられていたためです。

では、具体的にどのようなことが挙げられるのか紹介していきます。

(1)水仕事ができなくなって親に迷惑を掛けるため

ささくれが親不孝だといわれる理由の1つは、水仕事をするのが困難になり、親に迷惑を掛けるという考えです。

昔は今のように便利な家電がなく、子どもが親に協力して家事をするのが当たり前でした。水仕事や掃除などを手伝うことで、家族の生活を支えていたといわれています。

しかし、ひどいささくれができると、水が手に染みて思うように家事ができなくなってしまうのです。水仕事をするのに支障をきたすと、親の負担を増やしてしまうため親不孝者だといわれることが珍しくありませんでした。

(2)不摂生な生活をしているサインであるため

そもそもささくれができるのは、栄養バランスの崩れが関係していると考えられています。普段の生活が不摂生であり、親に心配を掛けてしまう可能性があるということにも由来しているでしょう。

特に、自炊をしておらず、外食やお惣菜が中心だと、栄養不足になってしまうかもしれません。その結果、新しい肌に生まれ変わるターンオーバーがうまくいかずに、ささくれができやすいのです。

つまり、ささくれは体調を崩すような生活をしている可能性がある証しともいえます。親が子どもの健康を心配している中で、不摂生な状態になっていることが親不孝だと連想させるのでしょう。

(3)夜遊びする生活を連想させるため

ささくれは栄養不足だけでなく、睡眠不足や生活リズムの乱れなどが原因となることもあります。これが、夜遊びする生活を連想させるのでしょう。

夜も外で遊び歩いていて親を心配にさせているという考えが、「ささくれ=親不孝」というイメージにつながっているのかもしれません。

ささくれができる原因とは?

ささくれができやすいのは、普段の生活スタイルや環境などが大きく影響していると考えられます。原因を理解して改善していくことで、指先をきれいにキープできるかもしれませんよ。

(1)皮膚の乾燥で薄皮がむける

ささくれができる理由の1つは、乾燥の影響です。手を洗ったり、家事で水仕事をしたりすると、皮膚の水分も一緒に失われてしまい、薄皮がむけやすくなってしまうのです。

また、冬場など湿度が低い時期は空気の乾燥の影響を受けて、ささくれができることもあるでしょう。

(2)ネイルケアやリムーバーによる乾燥

ネイルをすることでささくれができやすくなるケースもあります。

例えば、爪と指の境目のところを押したりカットしたりする甘皮処理がきれいにできていないことが要因になる場合も。

また、ネイルを落とす時のリムーバーには、油分を奪ってしまうアセトンが入っているものが多いため、これが乾燥の原因となることもあるでしょう。

(3)運動不足や寝不足による血行不良

運動不足や寝不足の状態が続くと、全身に良質な酸素が届きにくい状態になり、血行不良になってしまう可能性があります。その結果、ささくれができてしまうことも。

適度な運動や十分な睡眠は皮膚のターンオーバーを促進するといわれているので、これを機に生活習慣を見直してみるのも良いかもしれません。

(4)タンパク質やビタミンなどの栄養不足

ささくれは指先の皮膚がうまく作られないことでも起こります。特に、皮膚の基になるタンパク質が不足した状態が続くと、新しい肌へと生まれ変わるターンオーバーに支障をきたす可能性があるでしょう。

その他にもタンパク質を上手に吸収するためのビタミンなど、健康的な肌を保つために欠かせない栄養素はいろいろあります。

普段から栄養バランスを意識した食事を続けることは難しいものですが、適度にサプリメントを摂取したり、自炊をしたりとビタミンを取るように意識していきましょう。

(5)指にできた傷の延長線

ささくれはちょっとした切り傷やすり傷の延長線で生まれることもあります。

例えば、傷口の部分を気にして手で触れてしまうと、せっかく生まれた新しい皮膚が傷ついて、それが原因となることも。

ばんそうこうやガーゼを剥がす時に、一緒に皮膚がむけてささくれが生まれるという状況もあるため、できてしまった傷の扱いにも気を付けましょう。

ささくれが親不孝といわれるのは親を心配させることが由来

ささくれが親不孝といわれるのは、生活習慣の乱れや、水仕事に支障をきたすことが「親に心配を掛ける」という解釈から生まれたものだと考えられます。

親に直接迷惑を掛けているわけではありませんが、運動不足や栄養不足など普段の生活の不摂生が出ている可能性も。

ささくれが気になる時は、まず自分の生活習慣を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。

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※画像はイメージです

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