お使いのOS・ブラウザでは、本サイトを適切に閲覧できない可能性があります。最新のブラウザをご利用ください。

利己的な人の特徴3つ。上手な付き合い方も解説

kirara

「利己的な人」という表現を見聞きする機会はそこそこ多いでしょう。なんとなくネガティブなイメージがあるかもしれませんが、具体的にはどのような人を指すのでしょうか? この記事では、利己的な人の特徴や心理、付き合い方などを紹介します。

「利己的な人」と聞くと、なんとなく良くないイメージを持つ人はいるかもしれません。

では、「利己的」とはどのようなことなのでしょうか? また、人が利己的になる時、どのような心理が働いているのでしょうか?

本記事では、利己的な人の特徴やそうなる原因、付き合い方などを紹介します。

「利己的」とはどういう意味?

まずは「利己的」の意味を確認しましょう。理解を深めるため、英語表現と対義語も紹介します。

「利己的」の意味は「自分の利益だけを追及する」

「利己的」という言葉を辞書で調べると、以下のように記載されています。

りこ‐てき【利己的】

[形動]自分の利益だけを追求しようとするさま。「―な生き方」「―な態度」

(『デジタル大辞泉』小学館)

「利己的」の意味を踏まえると、「利己的な人」は「周りを顧みず、自分の利益だけを考えて行動する人」といえます。

「利己的」の対義語は「利他的」

「利己的」の対義語は「利他的」です。

「利他的」を辞書で調べると、以下のように記載されています。

りた‐てき【利他的】

〔形動〕 自分を犠牲にして他人の幸福・利益のために尽くすさま。

(『精選版 日本国語大辞典』小学館)

「利己的」の英語表現は「selfish」

「利己的」を英語で表現する際に使われる言葉が「selfish」です。

辞書には、以下のように記載されています。

selfish

利己的な、自分本位の、わがままな、利己的で

(出典:『Weblio英和辞典』)

利己的な人の特徴3つ

「利己的」の意味を確認したところで、利己的な人の特徴を紹介します。

(1)自分中心の行動を取る

利己的な人は、他の人の利益よりも自分が達成したいことや欲しいものを優先する傾向があるため、自己中心的な行動に出やすいようです。

そして、「他の人がどう思うか」よりも「自分がどうしたいか」を大事にするので、周りの目を気にしない人も。

そのため、「誰かの迷惑になるかもしれない」といったことをあまり考えず、人を困らせてしまう場合もあるでしょう。

(2)目的のためなら手段を選ばない

利己的な人が大切にするのはあくまでも自分の利益であって、それまでの過程はあまり気にしないようです。

そのため、目的を達成するためなら手段を選ばない傾向があります。

他の人なら躊躇するような方法でも気にせず取り入れ、最短ルートでゴールを目指す人もいるでしょう。

(3)損得勘定で人と付き合う

目的を達成するにあたって、人脈や周囲の助けが必要な場合もあるでしょう。

利己的な人は、自分にとって利益がありそうな人を選んで付き合うようなところがあります。反対に、目的達成につながらない人との付き合いはおろそかにする場合も。

その時々で誰と仲良くするか考えて行動しているので、仲良くしていたはずの人と急に距離を置くようなこともあるかもしれません。

利己的になる心理と原因

人が利己的な言動を取る背景には、どのような心理や原因があるのでしょうか?

(1)プライドが高い

利己的な人の中には、プライドが高く、常に自分が一番になっていないと気が済まない人がいます。

「一番でいたい」という気持ちが強すぎるあまり、自分が有利な状況をつくり出すことにとらわれてしまい、周りが見えなくなってしまうのかもしれません。

また、中には自分を優位に見せたくて、つい他人の評価を落とすような行動に出てしまう人もいるようです。

こういった行動は、相手のことを思いやっているとは言いにくいでしょう。そのため、周囲に「利己的」といった印象を与えるのだと考えられます。

(2)周囲から過剰に期待されている

周りから結果を出すことを過剰に期待されている影響で、利己的な行動に走りがちな人もいます。

相手の期待に応えて喜んでもらえると、「認めてもらえた」とうれしくなるもの。しかしその期待が過剰だと、今度は失敗が怖くなることもあるでしょう。

そのせいで他人の気持ちを考える余裕がなくなり、自分の成功だけを追い求めてしまうのかもしれません。

(3)信頼関係は無意味だと感じている

周囲の人との信頼関係を大切にしている人は、「たとえ自分の利益のためであっても相手を裏切ることはしたくない」と考えるでしょう。

反対に、信頼関係を大事にしようという気持ちになれないと、「自分の利益のためなら相手を裏切るのは仕方ない」という考えに至る人もいるかもしれません。

そのため、信頼していた人から裏切られたことなどがきっかけで「信頼関係を大事にしても意味がない」という価値観が形成され、利己的な行動を取るようになったというパターンも考えられます。

利己的な人と付き合うコツ

最後に、利己的な人と付き合うコツを紹介します。

(1)距離を置く

利己的な人に苦手意識を持っているなら、なるべく距離を置くようにするのもありです。

無理に仲良くなろうとして利己的な人の顔色をうかがっていると、「言うことを聞く利用しやすい人」と思われる可能性も。

また、自分の利益だけを考えてあなたのことを大切にしてくれない人のそばにいると、疲れてしまうかもしれません。

そうなるのを防ぐためにも、利己的な人とは一定の距離を保って付き合っても良いでしょう。

(2)「ずっと仲良くできる」と思わない

先ほども述べたように、利己的な人は損得勘定で人と付き合う部分があります。そのため、たとえ今はあなたと仲良くしてくれていても、いつか距離を置かれてしまう可能性があるといえます。

親しくしていた人が急に自分の元を去ると、ショックを受ける人もいるでしょう。

それを防ぐために、もし仲良くしてくれている人に利己的な要素が見えたら、「ずっと仲良しでいられる」ということを信じすぎない方が良いかもしれません。

利己的な人の特徴を理解して上手に付き合おう

利己的な人は、常に自分の利益を優先して行動する傾向があります。そのため、場合によっては周りに迷惑を掛けてしまうことも。

もし利己的な人と上手に付き合いたいと思っているなら、適度に距離を保ったり、「ずっと仲良くできる」と信じすぎたりせず、少し気をつけて接すると良いでしょう。

(kirara)

※画像はイメージです

SHARE