おいしい紅茶の入れ方は? タイプ別のコツを紹介
紅茶を入れる際、何となくお湯を注いでいるだけの人は多いのではないでしょうか。紅茶はちょっとした入れ方のコツを知っておくだけでおいしく入れられます。そこで、今回はティーバッグ、リーフティー別の入れ方を紹介します。
自宅でほっと一息つく時や来客時などに、自分で紅茶を入れることがありますよね。
しかし、入れ方がよく分かっていないと、思ったより苦くなりすぎてしまうことや、反対に薄くなってしまうことがあるものです。
紅茶は身近な飲み物ですし、入れる機会も少なからずある飲み物ですので、せっかくならコツを押さえておきたいですよね。
今回は、ティーバッグ・リーフティーそれぞれでの紅茶の入れ方を紹介します。
紅茶にはどのような入れ方がある?
紅茶は手軽に入れられるティーバッグと、茶葉を使って入れるリーフティーがあります。それぞれの特徴を見ていきましょう。
時間をかけたくないなら「ティーバッグ」
ティーバッグは、紅茶の葉を1杯あるいは数杯分、薄い紙でできた袋に詰めているものです。
紅茶が入ったティーバッグを熱湯に入れるだけなので、職場での来客時などに活用できます。
たくさんの道具は必要ありませんし、茶葉を計量する手間もかかりません。
紅茶の香りや味をより楽しむなら「リーフティー」
時間がある時には、ティーバッグを使わないで紅茶を入れてみましょう。紅茶の本場イギリスなどで使われてきた、伝統的な紅茶の入れ方です。
茶葉の種類に合う時間で蒸らせば、風味がより出てきます。色・香り・味わい共に豊かな一杯を楽しめます。
ティーバッグを使った紅茶の入れ方
ティーバッグを使って紅茶を入れる際、まずは下記のような道具を準備しましょう。
・ティーカップとソーサー
・ティーバッグに入った紅茶
・熱湯
ティーバッグを使った紅茶の入れ方を紹介します。
STEP1:温めたカップに熱湯を注ぐ
紅茶を入れるティーカップに熱湯を入れて、まずはティーカップを温めておきましょう。
そしてお湯を取り出した後、カップに沸騰したばかりの熱湯を注いください。
紅茶1杯分の湯量は150~160ml程度ですが、ティーカップの容量に合わせて調整しましょう。
STEP2:ティーバッグを入れる
ティーカップに入れたお湯の中に、ティーバッグを静かに入れましょう。ティーバッグ1袋で紅茶1杯が基本量です。
複数の人数分をまとめて入れるなら、人数分のティーバッグを用意して、同じ手順で入れていきましょう。
STEP3:ふたをして蒸らす
ティーカップにティーバッグを入れたら、ソーサーなどでふたをして蒸らしていきましょう。ふたをすることで、旨みなどを引き出します。
ティーバッグの種類によって蒸らすのに適した時間が異なりますので、商品パッケージの表記で確認してください。
STEP4:軽く数回振って取り出す
適切な時間蒸らし終わったら、ティーバッグを軽く何回か振ってから取り出しましょう。
強く振りすぎたり絞ったりすると、苦味が強くなってしまいますので注意してください。
たくさん入れる場合はポットを使うと便利
紅茶を入れる杯数が多い場合、1杯ずつティーバッグで入れるのは意外と大変です。温めたポットに杯数分のお湯とティーバッグを入れると、一度に蒸らせます。
まとめて入れることで、ティーカップごとの味のむらが出にくいです。また、ティーバッグを使うことで、茶葉を使うのに比べて後片付けも簡単に済みます。
リーフティーの入れ方
紅茶の茶葉を使って紅茶を入れる際、まずは下記のような道具を準備しましょう。
・ティーポット
・ティーカップとソーサー
・紅茶の茶葉
・ティースプーン
・茶こし
・熱湯
茶葉を使った紅茶(リーフティー)の入れ方を紹介します。
STEP1:ポットとカップを温める
紅茶を入れる前に、ティーポットとティーカップを湯通しし、温めておきます。
目的は紅茶の温度が下がるのを防ぐことです。沸騰したばかりのお湯で温めても問題ありません。
STEP2:杯数分の茶葉をポットに入れる
ティーポットから温め用のお湯を取り出したら、入れる杯数分の茶葉をティーポットに入れましょう。
1杯分の茶葉は2.5~3gが目安となります。細かい茶葉だとティースプーン中盛り1杯程度、大きな茶葉は大盛り1杯程度が、紅茶1杯分です。
STEP3:熱湯を注ぐ
茶葉を入れた後は、沸騰したての熱湯を注ぎましょう。空気をたくさん含んだ汲みたての水道水を沸騰させ、大粒の泡が勢いよく出ている状態のお湯を使ってください。
1杯分の湯量は、150~160ml程度が目安です。ティーカップで計るのも良いでしょう。
お湯を注いだ後は、ふたをして待ちます。
STEP4:茶葉を蒸らす
ふたをして蒸らす間待ちます。温度が下がらないようにするには、ティーポットのカバーを使うのも良いでしょう。
蒸らす時間は細かい茶葉の場合は2分半~3分程度、大きな茶葉の場合は3~4分程度です。
STEP5:ポットの中をまぜてカップに注ぐ
紅茶を蒸らし終わったら、ポットの中でスプーンを軽く回してください。
その後茶こしでこしながら、お茶の濃さが均一になるよう少しずつ紅茶をティーカップに注いでいきます。
紅茶の風味が詰まった最後の1滴(通称「ゴールデンドロップ」)まで注ぎましょう。
紅茶の入れ方は以外と簡単! コツを知っておいしく入れよう
今回は、ティーバッグ・リーフティーそれぞれの、紅茶の入れ方を紹介しました。
大まかな手順はほとんど同じで、まずはティーカップやティーポットなどの使用する道具を温めておきます。その後熱湯を入れてから蒸らしていきます。
紅茶はちょっとした入れ方のコツを知っておくだけで、おいしく入れられる飲み物です。来客時や日常生活で紅茶を入れる際に、ぜひ役立ててみてください。
(武田 麻希)
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